第123話 茨城の部下は相変わらず

「ベトベト、もう一人生き残りの同族が、茨城王国に居るが会いに行くか?」

「ふぇ?私以外生き残りが?ふ、ふぇ~~ん、嬉しいよぅ~会いたいよぅ~~」

「アズキ、ガ太郎他の者も、一寸村の前にべとべとが居る茨城童子の所に行くが、良いか?」

「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」


「大王様?猫又ヒミコ様は分かるのですが、もう一方容姿が大王様と瓜二つのお方は?」


「おう!済まんかった、わしはこの世界で、マンバ神と名乗っておる、こちらは妹の魔神タマモじゃ!見知っておけ!」


「妹の魔神タマモ!お見知り置き下さい!!」

「「「大王様?この世界では妹様がおいでなのですか?」」」

「いや!タマモは地球第一神天照大神様が、わしの妹としてこの世界に送って来た、元日本の妖怪じゃぞ!!」


「「「「「·····?」」」」」

「間も無くわしは、この世界の唯一神になる、わしの代わりに、この世界を統べるのが、わしの妹魔神タマモじゃ!!」


「「「「「はぁ?分かりました!お二人この世界では神様なのですね!」」」」」



「では、イバラギ大陸に転移するぞ!9人わしらに掴まれ!!」

ヒミコとわしで、タマモを挟み、小豆洗い達9人全員わし等に掴まった。

「イバラギ王国、警察署前に転移!!」



白亜の3階建て、立派過ぎる警察署本部の前に転移しました。


警察署に入り、茨城童子の居る3階に行こうと、ゾロゾロ皆で階段を上り掛けると。

「こらぁ!!子供が何をしておるか!!」

「相変わらず、ふざけた対応、以前は茨城に免じて許してやったが、マンバ神様に対して無礼で有ろう!!!!!」


完全にキレたヒミコが大声で叫んだ。

と、同時に氷雨凍結、男を凍結した。

普通の人間の署員には、わし等の本質が分からんようで、幼女2人と少女それに子供が大勢にしか見えんようじゃ。


凍結と言う異常現象、理解は出来て居らんが、近くの署員全員一斉に襲い掛かろうとしてる。


「ヒミコ姐様?大声出して、どうされました?」

イバラギ王様が何とかして下さる、とでも思ったか署員ども襲い掛かるのは、止めたようじゃ。

「茨城!この無礼者ども消滅させるぞ!!」

「マンバ神様!ヒミコ様がこんなに怒り狂う、何があったのですか?」


わしは、凍結した男を指差して。

「そこの男が無礼を働いた、以前と同じじゃ」

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