第120話 新な妖怪配下

牧場で大量に発生する堆肥を、農園の肥料にしている神王府を見習い、アクタ王国の酪農で大量に発生する堆肥を、中の3国が各種農園の肥料に利用、穀物野菜果物の生産が凄い事になっておるそうじゃ。


「神の大陸発展に貢献、感謝する直家殿、セイン殿、バル殿、サンゾ殿!

改めて紹介する、ヒミコは知って居るじゃろうが、こちらはわしの妹、邪神タマモじゃ」

「マンバ神の妹、邪神タマモじゃ!以後お見知り置き下され!」


「「「「···えぇーーーっマンバ神!妹が居られたか?」」」」

「おうっ!日本から、わしを追ってやって来た妹じゃ」


「「「「おうっ?タマモ神、マンバ神にそっくりだ!!!」」」」

「耳と尻尾が違うであろう」

「「「「あぁ!なるほど違う」」」」






「マンバ神、カエデ領の深部に、異形の化け物が居るとの報告がありました」

熊さんが、申し訳なさそうに話してきた。


「おぅ!カエデシロップの生産は順調か?」

「カエデシロップは物凄く評判がよくて、生産が間に合わん位売れております」


「砂糖より簡単に生産できるからのぅ、で?化け物は悪さして居るのか?」

「いえ!人を見ると逃げて行くので、そう言うことでは無害です」

「どんな格好しておる?」


「報告では、緑色のカエルの様な亀とも、おかっぱ頭の幼女とも、青白い女性とも言われておりまして、何とも表現出来んです」


「もしかすると、妖怪配下かも知れんな」

「マンバ神の配下?」


「確認して来る!ヒミコ、タマモ、行くぞ!!」

「「はいっ!」」

3人飛び立った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る