第117話 カスメでは大騒動

何でわしが?と思いながら、コロとペスの仔コッペとヤンの忘れ形見ヤンボー、マーボー達に、等身大マンバちゃん人形を買った。


クロノの森に転移、ヒミコもタマモも自力転移出来るが、行き先と場所の指示を詳細にせんと、バラバラになってしまう。


面倒なので、わしに掴まらせ転移した。


「バウバウ、クーン」

クロ達が、わしらを乗せる気満々で、待ち構えておった。


ヤンの墓参り、小さいマンバ人形と花束を供えた。

「お前の息子立派になってるぞ···ヤン」



土産のマンバちゃん人形、コッペ達は気に入ってくれたようじゃが、直ぐにボロボロになりそうじゃ。

ベロンベロン舐め回しておる。


次に合う時は原形無くなって居るじゃろうな。

縫いぐるみでのうて、木彫りにすればよかった。


「クロ、ニン、トン!わしらを乗せて、カスメ領まで行ってくれ」

「「「バウ!」」」

クロはわし以外乗せる気が無い、ニンにヒミコ、トンにタマモが乗った。

「急ぐ事は無いぞ、ゆっくり進め!」


ペスにヤンママ、ニンママにトンママ、仔狼達も付いて来る気じゃ、後を追って来ておる。








「ありゃりゃ?マンバ様が二人居られる?」

「何だとぅ!ありゃ本当に二人居られる?」


「皆の者、わしの妹タマモじゃ!」

「「「えぇ~~っ!!」」」

「「「「「マンバ様に妹様が、居られたの?」」」」」


クロノでは、騒ぎに成らずタマモを紹介して回ったが、これからは勝手が違うようじゃ、大騒ぎになってしもうた。

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