第105話 雪女達の痕跡
「マンバ様!」
「ホシ、2の神はどうじゃった?」
「2の神は、期待外れでしたが、日本語の碑文が有りました」
「日本語の碑文?そうか!!天照様のメッセージじゃろう!」
「その通りです!![雪女一族をこの地に送ったが、もっと住み良い南極寒冷地帯に転移させた]と書かれて居ました」
「雪女一族の情報か!」
「マンバ様、キヨ第一中隊70人が手分して、マンバ様の眷属達を連れて転移して来ます、それまで南極大陸探索は暫くお待ち下さい!」
「ホシ、良く気がついた!!雪女達は引き篭りで、気難しい連中じゃった」
背の目と六郎が到着、奈緒王と盂羅鬼属魔王軍、哲王とチャイ達第0小隊、クーシ族クミと救護隊、高田と仁、ベラ達鳥人、リカ達ピクシー、オロチと竜人達、ケトシのチトセと転生者スラッピ、ニオルとドリアード、クーシの医療隊、中原3王とクマさん、大多羅と何故か小助も来た。
「皆、忙しい中、良く集まってくれた!」
「マンバ様!呼び掛けに感謝します!!」
「ガキンチョ!暇で退屈してた、呼び掛け大歓迎だ!!」
「奈緒王が来てくれたなら、何が有っても大丈夫じゃな!!
哲!子供は元気か?」
「元気だぞ!!連れて来るのは、家内の許可が出んかった」
「おう!!家内と来たか!!幸せそうじゃな」
紹介するまでも無く、茨城は背の目達との再開を喜んで話し込んで、特に鬼仲間の盂羅とは、抱き合って泣いて居る。
青ノッポ達鬼と九尾達物の化も、大勢の妖怪仲間がこの世界に居た事を知り、大喜びして居った。
「皆、大体の事はホシ達に聴いて居ると思うが、雪女一族が南極大陸中央に居る事が判明した!!引き篭りの雪王女達に皆で会いに行こう!!!」
と、言っても南極大陸は遠い、ヒミコにわし、ホシは超高空から見たので、転移は可能じゃ。
キヨ第一ステルス隊を連れて、南極大陸寒冷地帯に転移した。
流石にいきなり、極寒の中央部に直行くのは危険と思うた。
後はステルス隊に任せ皆を転移させる、ヒミコとホシを連れ探索を始めた。
「雪女は氷の城に好んで住む、それらしい物を探すぞ!!」
寒いが天気は良く、吹雪いておらんので見通せる。
暖かい風を纏い飛行探索を始めた。
「マンバ様!!氷の集落が見えます!!」
「ん?何処じゃ?見えん····おう!!あれか!!」
雪女の集落らしき場所に降り立った。
「ん?酷く荒れて居るな!!」
氷の建物は半壊か瓦礫で、寂れた無人の廃墟じゃった。
「マンバ様、雪女達の住居だった事は確かなようです!!」
「そうだね、ヒミコちゃん、雪女達の気配が残ってるね!!」
転移で元の場所に戻ると、全員が集結して居た。
飛行は時間が掛かる、雪女達の異変に対応する為、ステルス隊を転移で連れて行き、皆をこの場所に転移させた。
皆は廃墟に驚いて居る。
「マンバ様ぁ、わしゃぁ
「大多羅鬼火極小を竜巻に入れて、纏うと暖かいぞ!!わしの真似をしてみろ!」
「おうっ!
殆どの者は暖かい風を纏えて居るが、火を扱えんドリアード達は風を纏い冷気を遮断しただけで平気のようじゃ。
「この廃墟をみれば、察しがつくと思うが、雪女達が誰かに襲撃されたようじゃ!!」
白い体毛が多数残されて居た、雪女の頭髪ではない襲撃者の物であろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます