第76話 次は中央東王国
捕虜にしたクズ国王とその家族、重鎮達と防衛隊500、後腐れ無いよう、全て首を跳ね処刑、死体の山は鬼火強で灰にした。
宝物庫には金貨がどっさり溜め込まれて居った。
取り合えず2000枚程持って転移した。
「わっ!!!ま、マンバ神様?」
「フベイ、城内に居った国王達全員処刑して、城は空になって居る、お前国王やってみるか?」
「処刑?もう終戦で有りますか?·····国王などやりたく無いで有ります!!」
「足軽の皆!!今中部王国は国王、重鎮、防衛隊、誰一人居らん!!わしは、フベイが王に相応しいと思って居る、ここに居る皆でフベイを助け、中部王国をより良い国に変えて行け!!」
皆顔を見合わせるだけで、無言じゃ。
「仕度金を用意した、金貨を皆に配る、取りに来い」
半信半疑で、皆わしの前に並ぶ、1枚ずつ渡して行く。
大半が金貨など見た事無い奴等で、振るえる手で金貨を握り締めて居った。
「国王の事は、帰りながら、話し合っておけ」
「それじゃ、わしは、中央東王国を滅ぼしに行って来る!!」
恐ろしい言葉を、サラリと言い残し慌ただしく、マンバ神様は虚空に消えた、で有ります!!
皆はただ掌の金貨を、ぼ~っと眺めて居るだけで有ります!
百姓やってても、年貢で殆ど取られ飢える毎日、足軽召集受け入れたなら、戦死するまでは食うに困らんで有ります。
食う為だけの臨時兵士達に、遣る気等皆無で有ります。
「わっ!!!」
「言い忘れた!フベイ、王になる決心が着いたなら、神術を授け、わしの眷属にしてやる」
「·····」
「煮えきらん奴じゃな、神術を1つ授けてやる、両手を出して」
わしは、フベイの両手を握り、弱い電撃を送った。
「ぎゃっ!!雷様」
「今のをわしに、返してみろ!!」
「えっ?え~と、!!!」
「そうじゃ!!それが神術電撃じゃ、今のを忘れるな!!!」
言いたい放題で、マンバ神様は再び消えたで有ります。
し、神術を授かってしまった、で有りますか?
城主国王が滅ぼされても、城下住民は無気力なままじゃ。
「背の目、城の腐る程の金貨で、領民に炊き出しでもしてやれ!
0番隊は新領地の改善、隣接国の国境警備を頼む!!」
「母様金が自由に使えれば、何だって出来ます!!お任せ下さい!!!」
「「マンバ様この地の防衛、お任せ下さい!!!」」
「隣接国がチョッカイ掛けて来たら、容赦するな!!」
わしは、六郎達を連れて、魔王軍の所に転移した。
「マンバ様!!中部王国は?」
「滅ぼして来た!次は中央東王国を滅ぼす!!飛べる者は着いて来い!!飛べん者は突き進め!!!」
中央東王国に向け飛び立った。
意外に多くの鬼属が飛び立ち、着いて来た。
下を見ると鬼属達が、我先にと駆けって居る。
遅れてエルフ達が着いて行く。
丁度良いタイミングじゃったようじゃ。
中央東王国軍が進軍を始めて居た。
5000程かのぅ、威張り腐った、不評の兵達じゃったな。
走って居る魔王軍、鬼属隊とエルフ隊が気付いたようじゃ。
エルフ達は横に広がり、矢を連射して居る。
鬼属達は開けた荒れ地、遠慮する事無く鬼火を発射、10分もせん内に全滅させて居った。
威張り腐った軍隊5000に、苦戦するとは思って居らんが、呆気なさ過ぎるぞ。
戦場跡地に降り立った、流石盂羅の部下達じゃ、死骸から金目の物を奪って居る。
死骸漁りが終わり、高温消却骨も粉々吹き飛んだ。
「この辺りには芋が植えられるのぅ」
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