第57話 再会

「えっ?」「えっええっ?」「マンバ様?何が起こったの?」

「時空間神術の転移じゃが、驚かせたかのう」

「時空間神術?ですか?」

「ピニーは、架空袋は使えんか?」

「架空袋なら使えます、皆の荷物を入れてます」

「架空袋が使えるなら、同じ時空間神術じゃから、直ぐに出来るじゃろう、時間を作って指導してやる」

「わっ!!是非お願いします!!!」


「今は、テツに会うのが先じゃ!」


「マンバ様!!!」

「おっ!チャイ元気そうじゃな」

「「「わっ!!本当にマンバ様よ!!!」」」

「「「マンバ様ぁ!!!」」」

やっぱケトシは、癒し成分満杯じゃ

「癒される·····」

「騒々しいと思ったら、ガキンチョじゃねぇか!!!」

「おっテツ、王様してるか?」

「ガキンチョ、猫又には会えたか?」

「猫又には会えて居らんが、妖怪仲間が大勢転移して居って·····そうじゃ!!盂羅や大多羅に知らせねば!!」

「餅突けガキンチョ、帰還の理由がそれか?それと、その子達は?」


「テツは初めてか?リカやチトセと一緒に救出した、ドリアード属のドーリとアード、ピクシー属のピニー、ピラ、ピロ、クーシ族の名前聞いて無い」「クニです!」「シラです!」

「精霊王国から救出して来た」

「ガキンチョ、精霊王国に行ったのか?」

「ニオルを国王首に、精霊王国の国名禁止を宣告して来た」

「そうか·····力のある奴、こころざしのある鬼属は魔王国の魔王軍に志願した、セノメ元住民は、大多羅の居るドラゴン王国に帰って行った、残ったのは、隠れ住んで居た反動で偉ぶるクズだけだ、ニオルを責めてやるな、優秀な人材が皆無状態で一人頑張ってる」


「おうっおう!テツ立派な物言い、王様みたいじゃのう!!」

「いや!オレ国王なんだけど」

「冗談は兎も角、転移が巧みなテツやチャイ達に、手伝って欲しい事が有るんじゃ、ナオと盂羅にも来て欲しい、まっ、盂羅は役に立たんが」


「簡単に説明すると、豆小僧の村と建物ごと300メートル四方と、一寸達の村と建物500メートル四方とコロボックルの村と建物と田畑1キロ四方の3っつの村の転移を頼みたい」

「「「わっ!!凄い大掛かりな転移!!!」」」

「うむっ、チャイ達優秀な人材が頼りじゃ」

「「「「「任せて!!!」」」」」

「わしは、ナオに会って来る」「あっ!オレも一緒に行くぞ!!」



「おっ!!!マンバ大王様!!!それにテツの旦那!!!」

「盂羅、息災であったか?」

「お~~い!!姐さん!!!マンバ大王様が来られたぁ!!!!」


「五月蝿い!!盂羅!!!用が有るなら怒鳴らず、言いに·····マンバ様ぁお久し振り!!!うわぁ!!マンバ様が来てくれた!!!」

大勢の鬼属が集まり取り巻いて、ワイワイ騒いで居る。

「ナオ、魔王確りやって居るようじゃな!!」

「·····奈王だよ」

「そうじゃ!!盂羅!コロボックルと豆小僧、一寸を見付けたぞ!!」

「なんですとぉ!!!絶滅したと思われた一寸達が、この世界に居ったのですか?」

「そう言えば、盂羅、一寸法師に、コテンパンにやられた事が有ったのう」

「·····あれは、腹ん中でチクチクやられて、まともな闘いじゃぁねぇ」


「ナオ、盂羅!コロボックル達の村造りの協力してくれ!!」

「マンバ様、言われなくても手伝うよ」

「おうっ!!転移は得意だ、任せてくれ!!!」

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