☆もう、ひとたびの、チャンス。を振り返って
このご時世でありがたいことに内定をいただいた、ということはどこか(たぶん『お題詩』)でちらっと触れたのですが、私の就職活動において、「もうひとたびのチャンス」といえることが2つありました。
①最も通いたかった某大学某キャンパスに職員として通えるかもしれない
②医療分野への挑戦
この2つです。
まず、①について。
進学先の大学を選ぶ際には、偏差値とかが重要なポイントになると思うのですが、私の場合キャンパスの雰囲気を重視しました。オープンキャンパスに行って、ここに通いたい、ここで学びたい、と感じたんです。偏差値はとてもとっても足りなかった。だから浪人しても受かりませんでした。
そんな、「何度もはねのけられても惹かれ続けるキャンパスに潜り込む最後のチャンス」が就職でした。採用コースは2つあり、どちらもエントリーしました。結果、どちらも同じ審査で落ちました。敗因は英語等の語学力をアピールできなかったことだと分析しております。
実は、この大学は今年度から採用コースを増やしていて、2浪したからこそ内定チャンスが増えたわけです。惹かれ続ける理由がこの縁なら嬉しいなぁなんて思っていました。結果こそ駄目でしたけど、でも、もう、今まで抱えていた未練はほどけてゆきました。
というのも、先日(数ヵ月前のことになりますが)、このキャンパスに行く機会があったんです。そこで何も見えなかったんですよね。自分がそこで働くようなイメージはなーんにも湧かなかった。受験の際もなーんにもイメージが湧かなかった。(高校受験や今在籍している学部の受験のときは、合格した後のイメージがしっかり見えていました。)再び訪れてみて、さっぱり何もその先のイメージが浮かばないということを実感して、それでやっと縁がないんだと踏ん切りがつきました。憑き物が落ちたような、変にスッキリした感覚がありました。
次に、②について。
私にとって就職というのは、「私が医療分野に挑戦する最後のチャンス」だと思っていたので、医療事務関連の就職先もチェックしていました。私がチェックしていた中では、最も早いところだと5月か6月頃に動き出す予定でした。でも、その時期になっても、そこは動かなかった。もちろん新型ウイルスの影響だと考えられます。
私は他業界での就活を継続しながら、医療業界が動き出すのを待ちました。そして、夏辺りで正規事務採用がぽつぽつと動き始め、エントリー締切を9月頃に設けているところがいくつか見受けられるようになりました。
それで私がどうしたか。私は、どこにもエントリーしませんでした。ひとつも。書類を書くことすらなかった。
エントリー締切までに、第1志望業界から内定をいただいていたからです。こちらが駄目だったら急いで書類を書いてあちこち送ろうと思っていたけど、とってもらえた。
最後のチャンスだと思っておきながら挑戦しなかったことに、なんの後悔もありません。ただ本当に、縁がないんだな、と感じました。内定をいただき就職活動を終えた後に動き出したところもありましたし。
また、この今の医療業界に飛び込んで、体力のない私には耐えられるのか、乗り切れるのか、という疑念もありました。覚悟がなかった。決まらなかった。あのとき医学部に落ちたのも、あのとき薬学部に落ちたのも、そういうことかなぁと腑に落ち、そういうことだったんだなぁと納得しました。
以上、就職活動におけるもうひとたびのチャンス2点について振り返ってみました。どちらも縁がなかったんだ、という話になってしまいましたけれども。その場所その業界に未練はないとはいえ、医学薬学への興味関心は薄れていないので、登録販売等のテキストでも買って独力で学ぼうかしらと考えています。
後々これを読んだとき、あーそんなこともあったなー懐かしいなー、なんて思えたらいいなぁ。
2020.12.3
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