ノイズのリズム

贅沢な時間

Xでつぶやいたんですが、12月発売予定の新刊の著者校正ゲラをいただいて、作業が大詰めです。

タイトスケジュールだったので、あれやって、これやって、修正予定の箇所はここにまとめておいて…みたいな段取りで先月から動いていました。

ハードそうだなーと予測できるなら先に動けばよいだけなので、最善を尽くします。

今日は、細かな疑問を潰す確認作業をしていました。

ネット検索では信用ならない情報も多いので、信頼できる方の著書を捜したり、実際に出かけてみたりとかするんですが、今日、すごいことが起きたんです。

星空の見え方が気になって、県内の科学館に出かけたんですが、残念ながらその科学館には天体に関する展示がなくて、プラネタリウムも今日はお休みとのことで、学芸員さんに質問できないかと、受付で「あの～～」と尋ねてみたんです。

そしたら、受付の方が専門の先生を呼んでくださって、しかも。

しかも、しかもしかも…！！！

「プラネタリウムの電源が入ってますから、中で答えますよ」と、通用口から館内に入れていただいて、わたしひとりのためにスクリーンに夜空を映してくださったんですよ…。

プラネタリウムが貸し切りですよ。

しかも、夜空を動かしながら懇切丁寧に教えていただきました。

ものすごくわかりやすくて、「わかった、わかりましたぁぁぁ！！！」と感動で泣きそうになりつつお礼をいったんですが、教えてくださった先生は「百聞は一見に如かずですから。疑問は晴れましたか？」と親切にしてくださって…。

ありがとーーーございますーーー！！！！

調べにきたのは１行ぶんの確認だったんですが、星のことをもっと勉強して、天体にまつわるお話も書いてみたくなりました。

ほかにも、武芸有段者の友人に「ねーねー。この姿勢の時は身体のどこに力入るの～？」と聞いてみたりとか。

実践動画付きで教えてもらいました。

ありがとーーー！友よ……！！！！

今度手土産もって遊びにいくから！！

こちらも１行ぶんの確認だったんですが、貴重な１行になりました。

「雲神様の箱」の２巻の作業をしていた時も、乗馬教室に通いました。

乗馬シーンが多かったので、短期レッスンでしたけど往復２時間かけて通って、筆記試験の勉強をして、初級ですが乗馬ライセンスを取得しました。

その経験を生かして追加したのは４行くらいだったけど、関係者の心情がその前よりも掴めるようになったな～という実感がありました。

今回の１行ぶんの確認も、わたしにとっては大事な経験になりました。

情報の確認が終わったので、次の作業に向かいます。

いまのわたしが書ける最高の作品になりますように。