独り言

どうにか、連載再開できました。


「雲神様の箱」は自分の自分による自分のための物語です。「クマシロ」もですが。

コンテストの選考を通過できそうな作品を狙って書くのに疲れた後に、自分が!好きな!話を!書く!!と書き始めた話でした。


改稿しようと決めた理由も、自分が最後まで読みたいからです。

「やります」って言っちゃったし。

中途半端が苦手で、一度「やる」と言ったことはやらないと気が済まないので、宣言したからにはそのうちやると思ってましたが、始めるのに一年もかかっちゃいました。

いつか最後まで本にしたいと思う時がきても、最後まで書けるのは今しかないと思うのですよ。

やっぱり今のうちにやらねば。

一緒に楽しんでくださる方がいらっしゃったら、とても嬉しいです。


創作のオフ期間が終わって忙しくなってきたのに加えて、本業が大忙しです。

春だからですかね。

企画したり、調査したり、文章を書いたり、デザインしたり、動画つくったりしてるんですが、最近、音声読み上げソフトを使いました。

脚本を書いてソフトに読み上げてもらって…と、はじめて使ったんですが、あれ、凄いですね。

一言も発しなくても、ボイスドラマがつくれちゃいます。


ただ、音声系のソフトに、なにかと話題のChatGPTに、他にもいろいろと、便利なアプリやサービスが増えていますが、人間の仕事はなくならないだろうな~と思いました。

写真もイラストも音もだけど、コンテンツの裏側にある生身の人間のスキルや情熱なんかは、なんだかんだ透けて出ますよね。

新しいプロジェクトをルーチン化させるのも人間じゃないと難しいですよね。

ただ、関わり方が変わるだろうな。

相手の意図を少ない情報から察する力とか、+@の提案をする力とか。

スキルはもちろん、アイデアとセンス、あとはバランス感覚でしょうか。

機械には出力しにくい能力がある人とない人の差が、これまでより大きく制作物や人間関係に出るようになるのではないかなぁと感じます。

仕事のランク分けをする線が動きそう、というか。


機械のすごいところは、疲れ知らずなところですよね。

ストレスもないです。

人間はストレスによって仕事の出来が左右されるし、最悪、精神を病むから。

エラーは起きても病むことはない機械と比較されていく社会にもなりそうで、生きづらいと感じる人がまた違った方面から増えるのでは…と、少し気になりました。


TikTokに関わるお仕事も増えてきたんですが、コンテンツの中の文章の扱われ方が、ほかのSNSに比べてメタバース寄りなのかなって気がしました。

インターネットが普及したようにメタバースもそのうち普及すると言われていますが、その頃には、文章はどうなっているんでしょうね。

もう指で文字を打っていないだろうし、映像や音楽、もしくは振動とか、そういうものと文章の構成率とか、扱われ方はどうなるのかな。

純粋に楽しみです。

クロスモーダルにも、ものすごく興味があります。

もともと関心があったんですが、クロスモーダルという名がついていることを最近知りました。

時代に置いていかれないようにせねば…。


お仕事といえば、編集長的な仕事も経験しています。

新規立ち上げを二回やりました。

ライターさんに原稿をお願いして、上がってきた原稿のチェックをしたり、デザイナーさんやモデルさんに依頼したり、スケジュールを組んで進行管理をしたり、上司やクライアントに企画のプレゼンをしたりとか、いろいろしてたんですが、その頃のことを考えると、小説の編集さんの仕事ってめっちゃ大変やろうなぁ……と思います。

やることがたくさんあって、原稿をチェックする時間はすべての仕事のうちの一部のはずですが、まず文字数が膨大なので読むだけでも大変だし、改稿の依頼をする時は絶対に相手に気を遣うので、依頼の仕方も気にかけるだろうし。

私もライターさんに改稿をお願いする時は、その方の癖とか考え方とかを考慮して、ひとりひとりに違うお願いの仕方を考えていました。


小説の原稿のチェックをしてもらう立場になってみて、たぶん同じようにものすごく気を遣ってもらってるんだろうな~と感じることがあります。

どれだけ一生懸命作りあげた自信作でもクソミソに貶されたり、他人の目に揉まれたりする仕事をずっと続けてきて慣れてるので、私は全然平気なんですが。

温かいご意見も、かなり厳しいご指摘も、互いに真剣勝負でひとつのものを作るから生まれるものだし、覆ってから生まれるもののほうが良かったり、それでも覆らなかったものは真髄だったんだなと確認できたりもするので。

信頼できる相手からのご意見には感謝しかないです。


原稿は、編集さんだけじゃなく、装丁デザイナーさんやイラストレーターさんも読んでくださるのだなぁ~ということも知りました。

(そうだろうなぁ、そうだったらいいなぁとは思っていたけれど)

装丁デザイナーさんやイラストレーターさんからの感想や進捗を、いまお世話になっている編集さんがこまめにお知らせくださるのですが、本当に本当にありがたいなぁ…チームなんだなぁ…と。

プライドとリスペクトをもってガチでぶつかり合う感覚で、物凄く楽しいです。


取り掛かってから結構長い時間が経っているんですが、じわじわゴールが見えてきて、いよいよだ…と思うのと同時に、あぁまた始まるんだ…みたいな。

版元さんが求めるレベルに達しなかったら本にならなくて当然と思っていたので、ここまで来られたんだから自信を持たなくちゃと、自分を奮い立たせています。

ここからが本番なので。


正念場にさしかかって、気合を入れに書きにきました。


あとで消すかもです。

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