子ども用の本探しに苦労したこと

『フジヤマ・ダイブ』というお話の連載を始めています。


一人称のドタバタ現代ファンタジー!

しかも異世界トリップ!!


「円堂、どうしたの?? 何があった!!!」

という、わたしにしては珍しい内容なんですが、実は、今回の話はわたしのために書いた物語ではないんです。


小学生の息子に、「読ませる本がないなぁ~」と困っていた時期がありまして。

「歴史世界にトリップ」「戦国武将が現代にやってきた」みたいな内容のシリーズが人気だったんですけど、息子は歴史に興味がなくて「イヤ~」って。

女の子向けなら恋愛ものや占い、ファッションなんかの分野もあったりしてわりと選べるんだけど、男の子向けって案外少ないんですよね。


どんなジャンルでも読んじゃう読書好きでもなかったので、好きな分野を読みつくしちゃうと、ほんと困りました。

二十年前、三十年前に書かれた本を探してきたりね。

夢中で1日に2~3冊読んじゃうし、気に入ったら4回も5回も読み直してるしで、読書が嫌いなわけでもないのに、本がなかったんです。


で、「男の子が読みやすい児童向けのエンタメが少ない!」と困り果てたわたしは、自分で書くことにしました。

自分の子どもだけのために物語を書くっていうのも、一度やってみたかったし。


とはいえ、準備に時間がかかり過ぎちゃって、結局間に合わなかったんだけどね!

息子はいま、難しいミステリーを読んでます。

ごめんな、息子。そういうのは母ちゃんには書けないわ…。

用意したものの早々にサイズアウトです。子どもの成長は早いなぁ。


と、いうわけで。

時代考証やら舞台になる街の探訪とかを終わらせて、あとは書き出すだけ!!というところまで来ちゃってたので、とにかく仕上げよう~と、カクヨムコンに便乗して書くことにしました。


自分の息子に読ませるとしたら…というところから作った話なので、「読み終わった後にこうなっていて欲しい」という願いみたいなものから生まれたストーリーです。

ゴール部分をはじめに作って、そこから逆算して組み上げて、最後にスタートになる冒頭部分を作る…という、初めてのやり方で作りました。

こういうやり方もあるのねと、新しい刺激を楽しんでます。

「自分が好きな!話を!作る!」とずっとやってきたけど、母としてお話を書いたのはほんとに初めて。人生って面白いね。


一応、リンクも貼りますね。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887791774

もしもお好みに合えば、生まれたての物語にお付き合いください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る