凍った関係Ⅰ

俺の記憶は凍ったみたいだった。俺は過去のことを思い出そうとすると凍心病みたいな症状が起きる。俺はなんで思い出せなくなったなか、彼女の記憶を探ると同時に俺のことも解決しようと思った。あと、このことは彼女に話すつもりだ。もしかしたら彼女の凍心病になってしまった原因が俺の記憶の中にあるかもしれない。俺は夕食を済ませ、お風呂に入り、勉強を少ししてから、寝た。

俺のスマホが盛大に何かが鳴り響いている。アラームだ。俺はアラームを止めて時に気づいた・彼女からメールが来ていた。急いでみてみると。

—おはよう

とだけ書かれていてそこから、3分おきにスタンプを送ってきた。彼女は朝の5時からメールを送ってきていた。

—朝から送るのはいいけど、これじゃあ、ただの迷惑メールにしかならないじゃん。

俺はそんなこと思いながら、笑っていた。俺はベットから立ち上がって。学校に行く準備をした。顔を洗って、朝食を済ませ、必要な教科書をカバンに入玄関を出た。

「行ってきます」

そう言って出たらドアが閉まる直前に

「翔太、いってらっしゃい」

とお母さんの声が聞こえた。

玄関を出て、駅に向かおうとしたら、俺の後ろから「ガチャ」と聞こえた。その音は、彼女が家を出る音だった。俺は彼女を見て安心した。彼女はカギを閉めて、こっちに歩いてきて、やっと俺に気づいて、慌てた様子だったから俺が

「おはよう。体調のほうは大丈夫?」

俺がそう聞いたら彼女はスマホを取り出して、何かを打ち始め、それを見せてきた。

—おはよう。体調のほうは大丈夫です。心配してくれてありがとう。

と打ってあった。俺はなぜか緊張が解けたようなため息を吐いた。でも、ここで出会って、学校まで一緒に行かないことはできない。だから、

「一緒に学校まで行く? いやなら、俺が一定の距離を保って歩くから気にせず、いつもどうりで登校してください」

なぜか最後だけ敬語になってしまったがそこは気にしないことにした。

彼女は少し嬉しそうにうなずた。俺は気づいた

—俺は多分人生で初めて女子と登校。初めての女子との登校が変な女子じゃなくてよかった。ありがとう、小池さん。

俺は心の中で彼女に感謝をした。俺はそのことが顔に出ていることに気が付き、慌てていつもどうりにした。彼女は首を傾げ、こっちを見ていた。

—見られた。

俺は少し自分にがっかりした。変なことを考えるとすぐに顔に出る癖がいまだに治らないなんて。俺は気を切り替えて彼女に昨日のことを話した。

昨日のことを話していると降りる駅までついた。ちょど話が終わったため、彼女のほうで何か進展がないか聞いてみた。だが何も、進展はなかったそうだ。俺と彼女はクラスの教室に入り、一時限目の準備をしていると

「翔太、お前いつからリヤ充になった! 俺を一人にする気か!」

—リヤ充? 俺が? 誰と?・・・ 小池さんと⁉

俺はそのことに気づいたのは最後から二番目だった。一番最後はもちろん彼女だった。彼女は自覚がないそうだ。周りの女子たちが彼女に問いかけているとそのことに気づいた彼女はものすごく驚いていた。やっぱり自覚はなっかたそうだ。俺は誤解を解こうと思った。

「違うよ。俺と小池さんは、家が隣なだけ。それ以上の関係ではない」

ちなみにさっき声かけてきた奴は、山田宗助。からは小学校からの付き合いのはずだ。それはさて起き彼女のほうがまだ誤解が解けていないので、俺が誤解を解けに行った。何とか誤解を解いて彼女と俺は同時に深呼吸をした。そのことに気づいた俺たちは笑った。俺は席にろうとしたら、何かを感じた。殺気的なものを。横を見てみるとクラスの委員長、渡辺静稀が彼女を見ていた。怖い顔をして。俺は何かの勘違いだと思った。でも違ったことに気づくのが 昼食の時だ。

俺は彼女が一人なら一緒に食べようと思っていたら、彼女が見当たらない。机の上には弁当がおいてあった。俺は山田に

「なあ、小池さんがどこ行ったか知ってるか?」

「小池? 確か委員長とどっか行ってたぞ。でも様子が変だったぞ」

「どうゆうことだ。教えてくれ」

「いや、委員長のほうが教室を出る前に怖いかをしていた。あれが委員長委員長の裏の顔だったりして」

「そういえば、朝、渡辺さんが彼女に怖い顔をしてたの俺も見た。俺はあの時殺気みたいなの感じたけどな」

俺はやばいことになっているかもしれないと思った。そしたら山田が

「そういえば、委員長ってお前のこと好きとかいう噂があったよな。それがもし本当なら、小池さんに何かする気じゃないか。翔太!小池さんを探してみよう。俺も手伝う」

俺は弁当を机に置いて走って教室を出て彼女を探した。もし彼女に何かするなら昨日彼女が俺を連れ出したところか。俺はそのほうにさらにスピードを上げて走った。

そこに着いたとき、

「ふざけないで、何か言えよ」

叫び声が聞こえた。遅かった。俺は彼女たちがいるところに行った。

「何か、話してって言ってるでしょ」

その時、俺は彼女たちがもめているのところがやっと見えた時渡辺さんが彼女を押した。俺は急いで彼女に後ろにまわり、俺がっフェンスにぶつかった。俺は

「いって。痛いよ、渡辺さん。何も押す必要があるか?」

「なんで、小林君がいるの? なんで小池さんをかばうの?なんで何も知らない小池さんより、私じゃないの?」

俺は何かがひびが割れた音がして、そこから何かが漏れてきた。それは俺の記憶の一部だった。

「知ってるよ。俺は小池さんのこと、ちゃんと知ってるよ。生まれつき体が弱かったが元気で明るい。友達思いで、優しい人だよ。とっても話すのが大好きだった」

「何なの、朝は変な関係じゃないとか言っておきながら、今はそれ以上の関係じゃない」

渡辺さんは泣きそうな顔で怒っていた。

「そうだよ。俺は小池さんとの関係は深くないと言った。でも違った。俺たちは・・・俺たちは・・・俺たちの関係は、凍らされていたんだ」

 

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