第8話愛を唄う人々
音楽番組を見て気づいたことがある。世の中に出ている歌は『愛』を歌うものが多い。特に大衆向けは非常に多い。
「うーん……恋愛ものしかなくない?」
アニメならもしかしたらと思ったが、やはりこちらも大衆向けよりは少ないものの、恋愛系が半分以上を占めている。
どうしてこんなに『愛』に満ちあふれているのか。
作りやすいから?
単純に、ウケが良いから?
制作者じゃないから理由はわからないが、仮に自分が歌詞を考えるのなら、やはり恋愛ものになると思う。わかりやすいし。
しかしこれだけあっても飽きないのはすごい。世代を超えて語り継がれているのだろう。飽和状態であっても、似たような歌詞がたくさんあっても、『愛』を唄う音楽が廃れないのは見事だとしか言いようがない。
ただ、何回も聞いていると心に響いてこない。子供の頃は『愛』を囁かれると胸が締め付けられて痛かったが、大人になった今は「またか」という気持ちにしかならない。
良い歌詞ではあるけど、どこかありきたり。これは自分の感性の問題だろうか。まだ子供の自分の方が『愛』を知っていたかもしれない。
「あの時の気持はどこにいったんだろう?」
できることなら今すぐ子供に戻りたい。もしくは当時の自分に会って『愛』を教えてもらいたい。そしたらこんなにも『愛』について悩まないのにな。
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