意識

ロウスはスコットに運ばれ

ロゴハウスへと戻って来た


ロウスは気を失っていた

傷だらけ

スコットは優しく

ロウスをソファーに寝かした


意識がない中

ロウスは耳だけは

聞こえていた


━━━━━━━━━━━━━━━


「スコット!!やり過ぎよ!!ロウス、ボロボロじゃあない!!」


女性の声がする

ティナの声だろうか


声が大きい

身体に響く


「声が大きい…後、俺の事は兄様と呼べといつも言ってるだろ?」


今度は男性の声がする

スコットだ…

静かに注意してる


━━━━━━━━━━━━━━━


ロウスがゆっくり目を開けた


皆が心配そうにロウスを見つめていた


隣にはフィリアがいた

目には涙を浮かべいた


フィリア「……ロ…ロウス〜!!」


泣き出したフィリアが

ロウスに抱きついた


その2人の姿を見て

スコットは目を伏せた


黙ったまま微笑み


スコットはティナの背中を押した


ティナ「ちょっ…何よ?」


スコット「良いから、空気を読め」


無理矢理

スコットはティナの手首を掴んで

ロゴハウスを出た


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