力の差

スコットは暖かい空気に包まれていた

運動したからではなさそうだ

ティナが作った料理には身体を

暖めておく効果があるように


ティナが立ち上がる

ロウスの前に行き 手を差し出した


ロウスは身構えた


そのロウスの様子に

ティナは笑顔でロウスの手を掴んだ


「ホット」


とティナは一言言うと

ロウスは身体は更に暖かくなった


「私の得意の魔法だよ、さぁ修行頑張ってね」


ティナは手を振りながら言う


「ついて来い」


スコットはロウスに冷たく言う

ドアを開けてスコットは出て行く

ロウスは黙ってついて行く


外はティナの魔法のお陰か

外は雪は降ってるが寒くなかった


2人は10分程歩くと

ロウスはいきなりスコットに

回し蹴りを食らわされた


抵抗しようとしたが交わされ

身体を殴られ蹴られたりした


最後には腹を殴られ

血を口から吐いた瞬間


ロウスの目付きが変わり

腰にしまってあるナイフを出した

ロウスはスコットに突き出す


「それで?俺を殺す気か?」


スコットはロウスに近づく

スコットはロウス手を蹴り

ナイフを弾き飛ばした

スコットはロウスの頭を蹴った

ロウスはその場に崩れ落ちた


「お前は弱い!!それでフィリア様を守るつもりか!?」


ロウスはスコットの言葉が悔しかった

刃向かうとしたが

抵抗出来なかった

それがとても悔しかった

泣きたかったが我慢した


「1から戦い方を教える……1度皆の元戻ろう」


スコットは優しくロウスに言う

スコットはロウスに手を差し出す


ロウスはスコットの手を掴むと引っ張った

ロウスはよろけてしまった


「すまない、熱くなった、やり過ぎた……大丈夫か?」


仕方なく

スコットはロウスを背負う

広い背中だ


ロウスは涙が溢れてしまった

スコットは静かに言った


「今のうちに泣いとけ、間違ってもフィリア様の前で泣くなよ?」


そう言うとスコットは

ゆっくり歩き始めた

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