回復魔法
部屋の中で
ロウスはフィリアに
抱きつかれたまま
驚きと緊張で身体が硬直してた
フィリアの身体は震えてた
ロウス「……フィリア?」
フィリア「…良かった…目覚めてくれて…」
フィリアの声は震えていた
フィリアは顔を上げた
目からは大量の涙が流れていた
ロウスはフィリアの頭を撫でてしまった
フィリアは我に返ったように
フィリア「ごめんなさい!!傷付いてるのに抱きついて!!」
とフィリアは言って ロウスから離れた
ロウスはそれが名残惜しいと感じた
が口をつぐんで何も言わなかった
フィリア「こんな事があるかもって、ティナさんが魔法教えてくれたの」
フィリアは
ロウスの胴に手を置いた
ロウスは驚いた
慌てて逃げようとしたが
身体が動かなかった
フィリア「ヒール」
言葉と同時
緑色の光がフィリア手から放たれた
傷ついたロウスの身体が癒えていく
そして…完全に傷はなくなった
ロウスは安心したのか
睡魔に襲われ眠ってしまった
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ロゴハウスの外で
スコットとティナは大人しく待っていた
ティナ「何で私まで…」
ティナは口を尖らせ言った
スコットはティナの頭を軽く何度か叩いた
スコット「2人の邪魔はするな」
スコットは冷たくティナに言う
ティナ「…分かってるわよ…」
ティナは泣きそうな顔になる
ロゴハウスのドアが開いた
2人は振り向く
フィリアが出て来た
フィリア「すみません…ロウス眠っちゃいました、ベッドに寝かせてくれませんか?」
スコットは微笑んで言った
スコット「はい、もちろんです」
ティナ「フィリア様、寒いので中に入りましょう?」
ティナがそう言うと
3人はロゴハウスに入っていった
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