最後

ロウスとフィリアは喫茶店を出た


フィリアはロウスの腕を掴んできた

ロウスの心臓が高鳴った


「最後に街を1周回ってから帰ろうか?」


ロウスの言葉にフィリアは頷いた

2人は寄り添いゆっくり歩き始めた

まるで恋人ように


━━━━━━━━━━━━━━━


ホテル前に着いた


フィリアはロウスから離れた

それがロウスは名残惜しいと感じた


見つめ合う2人


「…………」


「…………」


泣き出しそうになるフィリア

それを見てロウスは驚いた


「どうしたの!?」


「この街から出たらロウスが離れてしまう気がして」


ロウスはフィリアを抱き締めた


「大丈夫だよ、僕はずっと傍にいるよ」


ロウスはフィリアが

落ち着くのを待った


「ありがとう」


とフィリアは言うと

ロウスはフィリア離した


ロウスは両手でフィリアの手を握った


「頑張ろうね」


「うん」


ロウスの言葉に

フィリアは頷きながら言った


2人は手を繋いでホテルに入って行った

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