ゴブリンとの戦闘   ゴブリン「人間のメスを捕まえて、繁栄させよう!!ゴキャッ(笑い声) 夢がひろがりんぐ」

 

まだ序章ですので飛ばしてもOK



 若いゴブリンたちは巣から旅立つ、それはそこまで大きくない集団であったが数が増えるとそれだけ大きい巣が必要となる。その中から増えては数匹で外にでて新しいメスをさらって新しい巣をつくり繁栄させていく。それが巣立つゴブリンたちのさだめであった。




 そんなゴブリンたちは若く好奇心と憧れがあった、自分たち5匹は元の巣でも強かった、そんな彼らには元々の巣は狭すぎた。いつか彼らを外にでてメスをさらい自分たちを頂点にして王国を築こうと彼らは輝く夢を描き旅立っていった




 それから数日かれらはメスをさがすが、森の中ではなかなか見つからなかったがついに見つけた




 メスの匂いだ!少し芳ばしい気もするが……間違いないメスの匂いだ




匂いのするほうへ彼らは近づいていく、それは夢の王国へ近づいていくような歩みであった。そして発見する地面に伏しているメスを彼らは喜び雄たけびをあげ襲いかかった




 メスがこちらの雄たけびに呼応して立ち上がる、かなりでかい!


 熊のような身長、だが手足は細い。一瞬びびった彼らであったが臆せず足の速い一匹がつっこむ、でかい相手だがだからこその足元から攻めようと思ったがそのメスは態勢を下げつっこんできた。




 一瞬にして始めにつっこんだ仲間が吹き飛んだ。しかしこちらもびびってるわけにはいかずすぐに残りの4匹で囲もうとするも2匹目も飛ばされた




そして3匹目もやられ今は4匹目とやりあっている


あのメスは4足歩行で目にもとまらないスピードで突っ込んでくる、そして四匹目がやられた後に……










そのメスと目があった








「ぐぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


思わず叫びそして彼らの夢はついえた




















「ふう、なんとかなったな」




 始めはビビったけど身体能力があがった私のタックルは強かった




 女子レスリングミドル級チャンピオンの私にはゴブリンは小さすぎた




 地球では身長も184cmあってか敵なしだったしこっちでも思ったよりも余裕だったな




 それになんかタックルの時にたまたま地面に手をついて、そこから切り替えてみたけど


、4足歩行早かった




 腕の身体能力もあがって普通に使えたな、まあ過信は禁物だけどゴブリン程度なら余裕ってのはありがたい




 もう一時はどうなるかと思ったけど大丈夫だった




「あとはとどめもさしておこうかな」




 田舎育ちの私は鳥とかヤギをしめることもなんどもあるから抵抗もほとんどない




 人型に近いけど骨格とか色とか全然違うし罪悪感もあんまりない




 ゴブリンたちを見てみるとまだぴくぴくしてるしそのうち動き出しそう




 ほっといて逃げ出して仲間を呼ばれても面倒だし、仲間の数によってはあぶないかもしれないしな、というか最後のゴブリンが結構でかい声で鳴いてたから、もしかしてあれって仲間を呼ぶこえだったんじゃないかな。そんなことを考えてるとさっさとシメたほうがいいな、たおれてバラバラになったゴブリンたちを一か所に集める






 シメかたはゴブリンなんてやったことないし首でも折っておこうか




 そんな感じで一匹づつポキポキと念入りに骨を折っていってたら












「視線を感じる」
















 たぶん見られてる、なんとなく分かるさっきからジトっとした感じが・・・




 仲間のゴブリンが来たのかもしれない、けど様子を見てるってことはビビってんのか仲間が集まってくるのを待っているのか




 そうだとしたらヤバい、数の暴力でやられたらいくら身体能力があがったとはいえ肉弾戦じゃそのうち怪我してそこからやられる




 とりあえずこいつらがまた仲間を呼んでも駄目だから全部しめて気配をさぐる




 そして全てのゴブリンをシメてからゆっくりと森のほうへ目線をやってゆっくりぐるっとまわりを見渡していたら










「いた」軽くつぶやく












 森の木々の間から目だけが見えている、あいては目があってるのに逃げないということはやっぱり仲間をまっているのだろう




 だとしたら一気にたたく!




 最大スピードが出るようさきほどの四足歩行で、そして目を合わせつづけ一直線に走る!




 なんで私が狩る側になってんだって思うとちょっと笑えてくる(ちなみに私は笑うと歯ぐきが見えるタイプだ、あと目は細長い切れ目)けどしかたないからいっきに距離をつめるが相手も気づいたらしいが、森に踏み込み姿を確認し






いっきに叩……






そこにいたのは怯え逃げる王子様っぽい人だった……

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