王子様との出会い(笑) 王子様「………………」どうやら、その女性に目を奪われ、目をそらせないようだ
まだ飛ばしても大丈夫
私の名前はヒガシー王子、ヒガシー・ラヘーン国の第1王子である。私の国は成人を迎えるときに大陸の真ん中に位置する大山にて狩りを行うという儀式がある
その儀式を今まさに行っているところであるが護衛は2人までと決まっている、しかも護衛2人は私と同い年のものときまっているから大変だ
旅の支度から始める。それは遠い先代の教えから始まるとされている、王となるものに必要なことだそうだ。確かにこういうことをやっておかないと家臣に任せてばかりではろくな人間にはならないということだろう、この小さな旅を通じて学ぶことがあるそうだ
先代の王私の父親もそうだったらしい、そして父はこの旅でオークを一頭狩ったそうだ、
そんな父親に憧れ、父を超えるために私も大山の奥地へやってきた
そして狩りの獲物を探しているときだった
「ぐぎゃーーーーーーーーーーーーーーー」
声がした、それは何かモンスターの叫び声だった。この大山は各国が周りを囲うようにしてあるため、(イメージは逆ドーナツ型、真ん中がぽっこり山がでている大陸)近道をしようとした人間がモンスターに襲われることがある
もしかしたら私の国の民が襲われているのかもしれない、そんなことを思ってしまうといてもたってもいられなくなってしまう
すぐにその声の方向に向かっていくと
「ポキ ポキ ポキ」
何かが折れるようなそんな音が聞こえてくる耳を澄ませてゆっくりと音がするほうへ近づきその音を鳴らしているものを見つけると……
後ろ姿しか見えないがこのあたりでは見たことないような長い漆黒の髪をした姿
あれは血まみれのゴブリンの死体を折り曲げている
なぜゴブリンの死体を折り曲げるのか、それになんの意味があるのか、それにあれは人のように見えるがほんとに人なのか、なぜあのようなことをするのか理解できない
そんな強烈な光景を見ているとその人のようなもののうごきが止まった
ゆっくりと顔をあげゆっくりとこちらを向きそして目があってしまった
目をそらすことができなかった、理解不能な行動をするいきものが
そして目があった瞬間から体が氷つく、この世の生き物ではないとおもった
動けない、他の2人も同じようだった
そしてその生き物がいっきにこちらに向かってくる、目にもとまらぬスピードでその体の大きさに対して低い姿勢、そしてずっと目を合わせこちらに向かってくるその表情は笑っていた……
それを見た私たちはすぐに逃げ出した、しかし異常なスピードのそいつはすぐに私の前にやってきてやられると思った瞬間……
やつは固まった
私の姿をなめまわすように見てそして固まっている、おそらく母様からもらったこの退魔の剣の効果だろう、となるとやつは……
「退魔の剣が効いている今のうち逃げるぞ!やつは化け物だ!」
そうして私たちは命からがら逃げることに成功した
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