第2話 銀色の夢

 なんつーか。な。冷蔵庫買おうぜ。キンッキンに冷えた銀色のヤツ、飲もうぜ!おい!キンッキンのやつな!

 おい!大将!金タマひとつ!はいよ!うんこーー!


 なんて小さな部屋で独り言。


 コンロで焼いた肉塊、それを摘みつつキンタマビールを口に含み、グイッと喉を鳴らす。

 冷たい塊が胃の中にポオっと小さな明かりをともした。心地よい酔いがその灯から広がる。


 さらに一口。

 また広がる。


 今度は堪らずグビグビと続け、空の缶をカンっと高らかに鳴らした。それからまた肉を一つまみ。口の中で解ける肉の繊維。優しい肉汁。


 堪らずもう一本!


 と思うも、あるわけがないだろう。1日1本ですら贅沢なのだ....


 いや?そういえば?おもむろに立ち上がった足はほのかな酔いでもたつく。

 しかし構わず進む。その先には巨大な冷蔵庫。現代人の生命をつなぐ箱。冷蔵庫。


 その最下段の扉を開くと白い冷気が延びてきた。その白いもやの隙間から銀色の光がギラリと睨む。


 その数ざっと、8778二364872六387二3828七347二3476二36478二354782五38476二38745二3974528七346892七35498二36496120845198476082640812六39八32780二36409六39487184五39804六397462〇384598320649813740812639264425本!

 こ、これは!?


 無尽蔵の銀ピカ。

 

 尽きることのないアサヒスーパードライ。


 そう。これこそ。銀色の夢!




 変なもん書いてスンマセン。

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