異世界 鞭
女が消えて真っ暗になったかと思うと目の前にテンプレな盗賊と娘が現れた。
「放して!」
「五月蝿ぇ。商品だからって調子に乗るな!」
涙塗れの娘を攫う盗賊。
「オイお前。」
「アァン?」
俺に気付いた。剣を振り回した髭面。
ピシッ!
「俺の靴を舐めろ。」
手に持っていた私物の鞭を振り回す。
「五月蝿ぇな。ふざけてるのか?死にたいか?」
男が懐からドスを出す。
パシン!
鞭が一閃する。
良い音がする。
男が悶える。
「舐めろよ。」
「はい………」
舌を本当に出そうとしたから
ゴッ!
足を引っ込めて踏んだ。
「お前が俺の足を舐めたら俺の足が汚くなるだろう?」
そう言って俺は女の方に行った。
「堪忍して下さい!命だけはぁぁぁぁぁぁ!」
パニックで引き付けを引き起こしている。
「何で謝る?」
「え?だって怒って無いのですか?」
「俺がアイツに怒ったのは口答えして俺を不快にしたからだ。お前はそうじゃない。立てるか?」
「あ……有り難う御座います。」
さて、異世界で悪人を〆てやろうか………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます