第152話
「あっ……ああーーっ」
いきなりの蹂躙に、ミオは叫び声を上げるが、ジョシュアの指は奥で暴れるのを止めない。
「雇い主に浅ましいと言われて、いつまでも気にしている君だ。僕の手でこうやって無理やりやられたこともずっと覚えているだろう」
孔の奥を擦り上げられて、目がくらんだ。他人の手によって施される雄への刺激もまた強烈だった。
「もっとっ……」
「もっと?こんなに嫌がっているのに、変なことを言う子だね」
達かせないというように、雄の根本をジョシュアが戒めてくる。
「んぅ……ッ…。もっと酷いことをしてください。お怒りを、俺の身体にぶつけてください」
ジョシュアは、乱れるミオを、精神的にも肉体的にも苦しそうな顔で見つめていた。
「いいや。これ以上のことはしない」
「どうしてですかっ?してくださいっ!ずっと裏切っていたのですから。これは、罰なんです。酷いことをしてください」と、ミオは雄を握られたまま叫ぶ。
ジョシュアが、音もなく片方の目から涙を零した。
「……可哀想で……できないよ、そんなこと」
この人はどこまでも優しい、とミオはきつく目を瞑る。
刺激はもどかしいものに変わり、右に左にとミオは全身をくねらせた。
「あっ、あっ、ああっ!」
腰を振って逃れようとしても身体で抑え込まれ、雄と孔に同時の刺激が続く。ミオはビクビクと身体を震わせ、とうとうジョシュアの手の中で達してしまった。
息が上がって辛い。
身体に力が入らなくて辛い。
何よりも、
「この一ヶ月、ご苦労様」
と言われ、ジョシュアが身体から離れていったことが一番辛かった。
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