17
「君をつけて男がいて、今確認したんだけど
その男、拳銃を持っているんだ」
少女はやっぱりという風に
『
『秘密警察。
不法入国者を取り
その言葉を
「君は二つの世界を行き来しているんだ。
つまり不法入国者とは異国人ではなく、
異世界人のこと? 」
少女は自分の説明が
『そう
あなたの世界に
いえ、存在はしてたけど、
切り離されたと言った方がいいかも。
あなた達が異人だと思っている不法入国者は、
異世界人よ。
いやそれも
あなた達からはアウトサイダーと
呼ばれているけど 』
僕達から見ればアウトサイダーでも、
視点を変えれば僕達がアウトサイダーと言う
「で、
『それは無理。 技術的にも。
それに向こうは私達が、
並行世界から来ている人間だと気付いていない』
なるほど
恐怖の対象となりえるか。
「
『
「してないよ」
本心だった。
それどころか、
これから起こる事に胸の底からわくわくしていた。
「それで君はこれから僕をどこに、
連れて行ってくれるのかな?」
少女はいたずらぽく
『
どこに向かうのかもわからないまま流れていた。
静かな時間。
少女は貸し切りになったシートに腰を下ろし、
「そう言えばこの車両には
『この車両の床は
揺れは起きない』
やはりこちらの世界の文明は、
僕の世界の文明を
車内放送がそんな静かな時間にわって入った。
「次はファンデル。
次はファンデルに停車します」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます