第13話 うらばなし はなのきもち
-まえがき-
12話の楽屋落ちばなしなので、
どちらかというとタイトルのラブ的な内容とは反しますね(苦笑)
ご笑納いただければ幸いです(^_^;)
◇◇◇
-キャスト-
・
・
タイトル:『花の気持ち』
-キャラによる解説と対談-
本編でも注釈に書きましたが、
このお話は、拙作の『ろーぷれ日記』、番外5の、−鍋パーティーをしよう−に、端役として出した、
メインであるろーぷれ日記と、花の気持ちでは、登場人物のキャラクターは多少異なります。
そういった意味では、ろーぷれ日記の世界から見た、花の気持ちという物語は、フィクションです。(自作品、自分の創作物に対する二次創作という言い方が正しいんでしょうね)
―――
(そのいち)
―登場人物のこと―
狐「さて、解説です。
わたしわ
猫「あたしは猫又のタマ、よろしくね♪
今回は稲荷ちゃんを口説きます」
狐「猫又ちゃん!」
猫「ちょっと違う(笑)
稲荷ちゃん演じる白蓮さんにプロポーズする男役です♪」
狐「それも違うっ!」
猫「あ〜、
男役じゃなくって、男の人の役です(笑)」
猫「あたしの役は、白蓮さんに恋い焦がれている
狐「(苦笑)、
そうなのよね。みなはらさんがまだ正式に決めていないから」
狐「えーと、
このおはなしわ、お二人の恋のお話です。
狐「理由はですね、
わたしたち既存のキャラクターを使った演出練習という遊びを兼ねたキャラの鍛錬が、みなはらさんの最近の流行りだからですね(笑)」
猫「あとはね〜、
みなはらが登場人物の二人をキャラ作りしてなくて、
主さんも白蓮さんも、急に思いついたお話に出すのが難しいと考えたからだよ(笑)」
猫「だから無難で使いやすいあたしたちで、まず試したんだろうね(笑)」
狐「お二人のことわ、わたしたちのお話で話題として出てはいましたが、
今回お話として作るまでは、お二人の人物像についてわ、そのまま手をつけられずにいて特に詳しく語られていなかったんです」
猫「将来、お話に出る予定なんですってよ
怠けているみなはらだから、いつだか判らないけどね〜」
狐「猫又ちゃん、唐突になんのキャラ?」
狐「白蓮さんは元々わたしの知り合いだった主さんと結婚して、わたしとわ、最近友達になったという設定です。ろーぷれ日記のなかでわ、そうなっていました。
そのあたりは、このお話、『花の気持ち』とわ違うんですね。
ここでわ、わたしたちわ既に親友のようですから(笑)」
狐「メインのお話の白蓮さんわ、番外編という形でそのうちに出てきてくれると思います。
楽しみにしていてください♪」
猫「みなはらがキャラ作りに失敗しなかったらね(笑)」
狐「猫又ちゃんっ!」
◇◇◇
(そのに)
―蛇足情報(笑)―
狐「先ほど猫又ちゃんが話していた主さんにわ、まだ設定として名前がないんですね」
猫「そうそう、
あたしがやった主さんの
みなはらが相変わらずの怠慢で、あたしがやった『古墳の主さん』の名前をつけてないんだよ(笑)」
猫「たぶん、
狐「こらこら。
主さん、あのひとわ優しい感じのひとですね。
ろーぷれ日記のなかでわ、猫又ちゃんのやった格好つけっていう雰囲気じゃないです(笑)」
猫「なぁによ〜。
稲荷ちゃんの白蓮さんだって、ちょっと違うじゃない。
花の気持ちでは、白蓮さん、油断のならない穏やかさ(笑)」
狐「あ、あれは、
みなはらさんが書いた台本通りだから!」
猫「はいはい(笑)」
猫「それで大王さんの実際の(ろーぷれ日記の中での)立場は、むかしむかしの地方の豪族の一人でね、そんな感じで
猫「今は小さな稲荷の社、稲荷ちゃんの
今で言うところの、地方チェーン店の社長さんくらいかな?」
狐「それわ、どの位の偉さなの?」
猫「ん〜、
中央の大企業チェーン店に買収されて身売りするくらいとか(笑)?」
狐「こらぁっ!!」
―――
猫「そういえば、主さんと白蓮さん。
馴れ初めと結婚は、この物語も、実際(ろーぷれ日記の中の物語)も同じだけど、
プロポーズまでの流れは、このお話であたしたちがやった(人物)のと、みなはらの
狐「このお話(恋愛話)とわ、人物の性格が違うから。
白蓮さんわ行動力もある、お話よりも快活な人だし、
主さん(大王さん)わ、…おとなしいよね(苦笑)」
猫「ウジウジしてる(笑)」
狐「こらっ!!」
猫「どっちかというと、結婚してくれと主さんが言う前に、
主さんの気持ちに気づいた白蓮さんに、主さんがこっそり手を引かれて告白させられた感じだよね(笑)
策謀型演技派女優、白蓮さん♪(笑)」
狐「猫又ちゃん…台無しだよ(ため息)」
狐「あとわ、
わたしたちが登場するメイン連載『ろーぷれ日記』の番外で語っている、わたしが仕えている稲荷の社のモチーフとなっている場所わ、
実物わやはり、小さいながらも実際の古墳のようです。それを土台として稲荷の社が作られているのですね」
猫「どんな人の
稲荷ちゃんの社のモチーフにしたとこへの参拝をまだしてないから。
猫「行きなよ、みなはら。
もしかしたら、
狐「そうね。みなはらさん、参拝して会ってくださいね(笑)」
狐「そして白蓮さん。
このお話でも、ろーぷれ日記でも、
お話の中でわ、古墳の石室より古代蓮の種が出土したことになっておりますが、そのような史実わございません」
狐「ただし、近隣に古代蓮(大賀蓮)の株を他の地より移植した群生地わ実際にあります。
みなはらさんは、そのあたりからイメージを膨らませていって、白蓮さんという人物を創造しましたということですね」
猫「そういうこと。
ただ、群生地の古代蓮は白じゃないんだ(笑)
だから、白蓮というイメージは完全に創作(苦笑)」
猫「語感でつけられた名前だよね。稲荷ちゃんの
狐「そうね(苦笑)
白蓮さんが出土したというモチーフの石室は、『ろーぷれ日記』の時には、
子どもの頃に、実際にみなはらさんが、彼の従兄弟のかた、もうなくなっている方と一緒に潜った石室への侵入という実体験から書いているのですね」
狐「その古墳の場所わ、
稲荷の社の古墳の場所からはかなり離れている場所というイメージで書いておりますけれど、
今回の『花の気持ち』というお話では、
稲荷の古墳のすぐとなりにある、少し大きな古墳、前方後円墳の石室から古代蓮の種が出土したことに変更されております」
狐「この前方後円墳は今わ無くて、
実際に発掘がされて、石室から陶器などの出土品が見つかったのだそうです」
狐「発掘跡地に建てられた公共施設の敷地にわ、
その施設建造時に発掘された石室を、その場所にそのまま移動せずに、保存した状態を残しており、
公共施設の建物の中庭の一角に、誰でも見られるものとして、一見オブジェのように、そこに鎮座しております」
猫「みなはら自身はまだ行ってないんだよ(笑)
猫「できたらそこにもご挨拶しときな。
お話で使わせていただく時には、参拝するのが礼儀だからさ」
狐「よろしくね。行ってください(笑)」
狐「そういえば、
今回のお話で主さんと白蓮さん、お墓がお隣同士になったじゃない。
実際の稲荷の社の
ちょっとロマンチックだよね〜」
狐「想い人の眠るお墓のとなりのお墓で、
いつ目覚めるかも判らない人をいつまでも待つなんてね〜♪」
猫「あたしから見ると、
1500年以上つきまとう、超ストーカーだけどね(笑)」
狐「こら〜っ!!
猫又ちゃん!なんてこと言うのっ」
猫「(笑)、
ごめんごめん。
でもさ、やっぱりストーカーだよね(苦笑)」
狐「もうっ。
わたしのロマンチックをかえせ!!」
◇◇◇
(そのさん)
-お別れのご挨拶-
狐「皆さん、読んでいただいてありがとうございました。(お辞儀)」
猫「みんな、ありがとね♪(笑)」
狐「最後ですけど、
みなはらさん、
わたしが演じる役で、
わたしを評価するの止めてね」
狐「わたし、どう言おうか本気で悩んだんだから!!」
猫「(笑)」
狐「でわ、みなさん。
また、どこかでお逢いしましょう!」
猫「みんな、じゃ〜ね♪」
-おわり-
すこしだけラブソングのようなおはなし みなはら @minahara
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