第7話 ライトノベル日記 -らのべ日記-より、『みゆき』
わたしは死んで生き返ったんだって、
現れた神様?自称神様だけど、そのひと?
いいやひとで(^^)、そのひとに聞かされた。
で、また死んだんだって。
わたし死にすぎだよ、誰かわたしのこと恨んでいるのかな?(¨;)
一回めにわたしが死んだ時、あいつが神様に頼んでわたしを生き返らせたんだって、
神様がさっき教えてくれた。
わたしに断りなく、断れなかったんだけど、
勝手に生き返らせられたことは、やっぱり気分は良くない。ちょっとだけだけど。
それであいつは、神様と約束したんだって。
わたしを生き返らせてほしい。そしてまたわたしと遊びたいって。
わたしに会いたくて、あいつが神様と約束してまで、わたしを生き返らせてくれたことは嬉しい。うん、ほんとに嬉しいんだよ。
でも、なんだろう?
なにかもやもやする。
そしていま、またあいつが、わたしを生き返らせようとして、たいへんな思いをしているっていう話だ。
前のときより、今回の方がずっとたいへんなんだって神様が言ってた。
神様に頼んで、今のあいつの様子を見せてもらった。
ひどい顔。あんなに苦しんで、傷ついて、
あいつはわたしを助けようとしてるんだ。
泣きたくなる。今すぐあいつのところに行きたい。
待ってれば、あいつはまたわたしを助けてくれるんだろう。
でも、わたしは自分でやりたくなったんだ。
待っているだけなんていや。わたしはわたしの力であいつに会いにいく。
そしてあいつに言ってやるんだ。どーよ、あんたのところに来てやったけど(^^)vって。
神様はあまり乗り気でないみたいだ。
わたしがわたしでなくなってしまうこともあるんだって言ってた。
思い出が消えてしまうことは哀しい。
わたしでなくなってしまうことはとても怖い。
でも、もう決めたんだ。
だからわたしは、あいつとは別に神様と約束して、わたしの冒険に旅立つことにした。
待っててね。必ずあなたのところに行くから。
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