第3話 ライトノベル日記 -らのべ日記-より、『仮名《かめい》えすえぬえすのはなし』

ライトノベルらのべ日記


●月×日 仮名SNSの話



VRMMO−ブレイドソウル・オンライン−:BSO あるいは武装


−ログインネーム−

猫又:にゃん丸

かずま:一二三

あの子(みゆき):ミケ子

GF□さん:ポン太

○○:ウォーレス



ミケ子:ウーくんおそい( ̄_ ̄#)


ウォーレス:ごめん(人)

あの子に怒られた。


攻略のお誘い、待ち合わせに遅れたから、もうみんな行っちゃったと思ってた(汗)


猫又もかずまも、□さん(GFの子)も待ってた。


一二三:いくぞー、ウォーレス!!遅れたんだから、お前が前衛なo( ̄□ ̄)!

ウォーレス:ちょっ、一番弱くて柔らかい俺が前衛!?

にゃん丸:にゃんにゃん♪

ポン太:ポンポンっ、って、ボクはそんなキャラじゃないっ

にゃん丸:ノリのいいポン太くんは好きだにゃ♪

ポン太:ボクはにゃん丸さん、好きじゃないです。

にゃん丸:またまた〜wwノリいいだけじゃにゃくツンデレなんて、どこまで属性盛るにゃ〜(^_^)

ポン太:違いますよ!!全く!!

ミケ子:みんな、じゃれてないで行くよー

にゃん丸:猫だけに!!

一二三:はいはい(^ε^)

ポン太:(>_<)

ウォーレス:おぅ!!



猫又平常運転だな(汗)どこでもおんなじか。

□さん大丈夫かな?

猫又、意識し過ぎだけど…、おもちゃになるだけだぞ(苦笑)


そして、みんなで出かけた討伐ダンジョン。面白かった♪


設定、さすがだなKYさん(笑)

いろいろ、ありがとうです(苦笑)



そしてその夜、個体名○○の知らない会話。

泡沫うたかたのごとき電脳の小部屋での出来事(¨;)



ミケ子:ねぇ、にゃん丸さん。

にゃん丸:なーに?ミケちゃん


ミケ子:にゃん丸さん、ウーくんのリアルの知り合いなんでしょ?ほんとはリアルの詮索はダメなんだけど、

にゃん丸:まーね。でもみんなリアル知ってる同士だから、いんじゃないかにゃ〜(^_^)b

ミケ子:私、にゃんさんのリアル知らないけど(゜゜;)

ミケ子:ウーくんと付き合い長いの?にゃんさん。

にゃん丸:長くはないにゃあ。少しだけにゃん♪


ミケ子:ウーくんって、年上好き?

にゃん丸:wwww


にゃん丸:ダイレクトだね〜ww一二三みたいだと思ったんだ(^^)

にゃん丸:ミケちゃん、一二三の方が付き合い長いって聞いたから、あいつに興味あるのかと思った

ミケ子:ひふみを好きなのはポンちゃん(__ )年上の彼女いるみたいだから、やめればって話したけど…。

ミケ子:まさかにゃん丸さん?

にゃん丸:違うよ。それは別の人、あたしはもう振った

にゃん丸:いまは友達にゃww

ミケ子:なにそれ?もっとくわしく知りたい(゜゜;)

にゃん丸:ミケちゃ〜ん、本題ずれてるにゃあ

にゃん丸:一二三じゃなくウォーレスにゃんww

ミケ子:それも気になるんだけど(゜゜;)ポンちゃん、ちょっと気にしているの。

にゃん丸:あたしはもう関係ないよ(^_^)ポン太ちゃんにはそう言って

ミケ子:うん。

にゃん丸:ウォーレス

ミケ子:うんわかった、にゃんさん。


にゃん丸:ウォーレス、あれは一二三と違うにゃん

にゃん丸:年上は普通にゃんww好みはミケちゃんみたいな背の低い子にゃん

にゃん丸:背だけが決め手じゃないみたいだにゃんけど、背は重要だにゃん

ミケ子:にゃんさん?

にゃん丸:あとは性格

にゃん丸:好みの性格は外見を凌駕りょうがするにゃん!!最初の決め手は外見だけど、最後に勝つのは性格にゃん!!

にゃん丸:ちなみにあたしは、あいつには外見普通、性格は対象外にゃん(怒)

ミケ子:にゃんさん!!


にゃん丸:はしりすぎにゃん、ごめんなさいにゃん\(__ )

にゃん丸:ミケちゃんは性格もやつの好みにゃん

にゃん丸:あいつ、ちょっと強気な子は好みみたいだからね〜、だにゃん♪

にゃん丸:そういった条件なら、ミケちゃんはホームランだにゃあwwヒットじゃなくにゃん(^人^)パチパチ


にゃん丸:真面目なはなし

にゃん丸:はじめ、ミケちゃんはウォーレスより一二三が好きなのかと思った

にゃん丸:なんか、親しげというか阿吽あうんな感じww?

ミケ子:違うよ!!付き合いが古いだけ。ひふみは親同士が親友だから、小さい時からの知り合いだし。

ミケ子:ポンちゃんにも言われたことあったんだ。

ミケ子:あの娘、ひふみ気にしてたから、ちょっとあって、そして今は親友(^_^)b


にゃん丸:青春だね〜♪にゃんにゃん

にゃん丸:二人の女子高生の取り合いになる一二三、憎たらしい(怒)って、ウォーレスなら血の涙流しそうwwww

ミケ子:違うの、私はかずくんが心配なだけ。

ミケ子:にゃんさんなら聞いているでしょう?

にゃん丸:ああ、知ってる。にゃん


ミケ子:小さい頃、ひふみは少し私の家で一緒にいたことあったから、

ミケ子:あの頃ひふみはお母さんと一緒に居られなかったんだよ。

ミケ子:その話したら、ポンちゃんに大泣きされちゃって、

ミケ子:あの娘ひふみのこと本気になっちゃって、

にゃん丸:ナイチンゲール症候群だにゃあww

ミケ子:うん、いろいろ心配なの。どっちも大事だから。

にゃん丸:大丈夫だよ、あいつは。

にゃん丸:なにかあればあたしも助ける。

にゃん丸:一二三はあたしにも大事な友だちだから。にゃん♪


ミケ子:ありがとう、にゃんさんm(__)m


にゃん丸:でも、なんでそんな話なの?にゃん


ミケ子:うーんとね、

ミケ子:ちょっと前、ウーくんと学校帰りのとき、

ミケ子:話しかけてきたキレイなお姉さんがいて、親しそうに話してたから。


にゃん丸:それで心配になったんだ(^_^)

ミケ子:あれ、もしかしてにゃん丸さん?

にゃん丸:い〜や違うけど、

にゃん丸:稲荷神社の辺り?

ミケ子:そう。

にゃん丸:たぶんあたしの知り合いだよ。あたしの親友、というか腐れ縁(^_^)だにゃあ♪

にゃん丸:学校帰りのイベントなんて甘酸っぱいね〜ww青春にゃあ〜(^_^)


ミケ子:違うのよ!!あの日はたまたま一緒になって、

ミケ子:いつもはポンちゃんとかかずくん、ひふみが一緒だから、二人で一緒なんてことないもん!!

にゃん丸:wwww

にゃん丸:青春ww

ミケ子:もうっ(>_<)


にゃん丸:あれはにゃあ

にゃん丸:ミケちゃんが会ったお姉さんはウォーレスのゲーム仲間にゃ

にゃん丸:あいつがミケちゃん誘おうとしているゲーム、あれを一緒にやっているお姉さん。にゃん

ミケ子:(゜゜;)

にゃん丸:あのお姉さんはあれに最近ハマって、一二三も一緒に遊んでいたりするにゃん

にゃん丸:一二三はあのお姉さんに一時期、興味深々だったにゃんww

にゃん丸:でも、あのお姉さんは一二三に全然興味無くって、脈無しだからあきらめたにゃんwwww

にゃん丸:あたしに告って、お試し期間のあと、しばらくして振られる前のことだにゃん


ミケ子:かずくん相変わらずだなぁ(OoO;)

ミケ子:ひふみって気が多いから(>_<)


にゃん丸:あと、どちらかといえばお姉さんの興味はウォーレスにゃん

ミケ子:ふーん

にゃん丸:ウォーレスは気づいてないし、相手として見てないにゃん


ミケ子:ウーくんは好きなの?その人

にゃん丸:好きにゃん。でも信頼関係としての好きで恋愛じゃないね。にゃん

にゃん丸:絆は家族と同じくらいに強いけど。にゃあ(⌒∇⌒)

ミケ子:…


にゃん丸:正直、妬けるよね。

にゃん丸:あたしはあいつとは、そこまでのつながりになってない。

にゃん丸:あたしがウォーレス、からかってばかりなのも悪いんだけど。


ミケ子:…

にゃん丸:ミケちゃん?


にゃん丸:ミケちゃん?




「切れちゃったか」


目をつむって屋根の上で寝転んで、電脳の海にたゆたっていた猫又が目を開け、そう言いながら起き上がった。


屋根から見える、向かいの家の窓。

○○や座敷わらしの住む家の窓だ。

明かりがいていて、レースのカーテン越しに人影が見える。

向こうには気づかれていない。あたしの穏行おんぎょうは完璧だ(笑)


結界の狭間から、

○○とソロセッションを楽しんでいる座敷わらし、仕草で楽しそうに笑っているのが判る彼女を、猫又は見つめる。


「ミケちゃん、

稲荷ちゃんより、もっと強いライバルがいるんだからね」


「あなたもがんばって(笑)」



個体名猫又は、そういって屋根から去った。


後には宵闇が広がっているのみ。


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