こんにちは。
遅ればせながら、読ませていただきました。
高2っぽい海斗のキャラでしたね。
若いっていいなあ!
ムダなことはしない消極的なひねくれ者と思われがちな男の子ですが、こういうヤツほどヤレるヤツに成長するものです!(と勝手に思っております)
浅瀬でうつ伏せになっている幽霊を思い浮かべると、気味が悪いやら、笑えるやらで、そこもポイントでした。笑
水難の詳細を描かないのも、いいと思いました。
読み手にまわったみなさんのご感想は、みなうなずけるものばかり。
わたしも1話の文章はちょっとぎこちなさを感じました。
僭越ながらわたしの個人的な好みだと、
>「おお、よかった。泳ぎあんまり得意じゃないとは思わなかったから、ごめーん」
のところなどは、ふたつ入っている否定を一個にするとかがいいと思います。
例)「よかったー、泳ぎ苦手とは思わなくって、ごめーん」
ちょっと悲しいけど、若い命につながる元気が出るお話、ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
海斗を年齢相応に書けているのか、少し自信がなかったのでそう言って下さり嬉しいです。
私もこういう性格の少年は、ヤレル奴に成長すると思っているので海斗もきっとそうなるはず。
自分では気づかなかったのですが、確かに幽霊が浅瀬で浮かんでいると考えると、気味悪いかもですね(笑)。
皆様のご指摘は本当に有り難く、時間がある時に修正を入れていくつもりでいます。
なので、一話に関する意見ありがとうございます。
こちらこそ、評価までいただき感謝です!
企画にご参加いただきましてありがとうございます。
拝読致しました。
主人公が海と陽子を通じて、新しい何かを発見していく様が良いですね。自分の可能性に失望して擦れいた彼は、日頃から主体性や積極性に欠けていたのでしょうけれど、それが一つの出会いによって変わっていく。成長が見て取れてよかったです。
また海中の描写が良かったです。
▶︎ 深い青を光が叩いて揺れ動かしているようで
など、マネのできない表現ですね。光が叩く。素晴らしい。
2.3話の筆致に比べ、1の筆致の揺らぎのようなものを感じました。これはおそらく「口語のリズムを意識したであろう、句読点の位置」によって引き起こされていたように感じました。ここらへんは好みのような気もします。
特に、「海に突き落とされた状態からスタートする」のは珍しく、とても良いアイディアだと思いましたので、「お、これは海の中にいるのか」「にも関わらずなぜ主人公はこんなに後ろ向きで辛そうなんだろう」という部分に集中できるような仕掛けも面白いかも知れません。
挑戦を嫌う人の心理が描かれ、それが変わっていく様が見事な作品でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
コメントと評価をありがとうございます!
一万字以内という目標を立てた中で、主人公が変わる様を上手く書けているのか不安でしたので、そう言って下さり安心しました。
海中の描写は本当に難しく、「光が叩いて」はどうにか捻り出した表現なので、素晴らしいというコメントとても嬉しいです!
一話目はモノローグからはじめているので、知らずうちに口語的表現に寄ってしまったのかもしれません。自分では筆致の揺らぎについて気づいていなかったので、ご意見ありがとうございます。時間がある時に確認してみます。
<<特に、「海に突き落とされた状態からスタートする」のは珍しく、とても良いアイディアだと思いました
海中からはじめたのは物語を短くまとめるためだったのですが、なるほど。さらに読者を引き付けるような仕掛けもできるのですね……!
このような素敵な企画を、また、多くの作品が参加している中で丁寧に読んでくださりありがとうございました。
この企画は、色んな方の感想や意見を聞くことができ、本当に執筆において参考になっています。
もう一度この企画に参加でき、本当によかったです。
あれ――ね、ニヤニヤ(笑
悲しいと言うより、少し寂しさを感じる素敵なお話でした。飛び込んだ海の中の表現が秀逸です。
指摘と言う程ではないですが、生き生きしている海斗の台詞に比べて、陽子の台詞がどこかぎこちなく感じました。些細な事ですけど。
>「おお、よかった。泳ぎあんまり得意じゃないとは思わなかったから、ごめーん」
会話であまりこういった言いまわしはしないと思うのです。
「あぁ、よかった、まさか泳げないとは思わなかったから、ゴメンね」
くらいでもいいかなぁと思います。
そして、吉岡梅様がコメントされているように少し匂わせすぎかなぁと感じました。
二話目の最初の台詞からですからね。読み手は何かがあると思って、かまえて読んでしまいます。さらっと流せる台詞を選んでみてはどうでしょうか?
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
あれ、ですね(笑)。
悲しいお話にはしたくなかったので、このような形になりました。
陽子のセリフについてですが、鋭いですね。
私、陽子のようなキャラをあまり書いたことがないのです。おそらくそれがぎこちなさにつながっているのかと。
そして、やはり伏線が少し多いようですね……!自分でもどう変えればいいのか迷っていたので、ご意見本当にありがたいです。
上記の二点、時間ができたら考えて修正しようと思っています。
評価までいただいて感謝です!
自分の進む道が見えず、知らず苛立っている高校2年生、という主人公のキャラクターに合った書き方で面白かったです。
陽子の正体は実は…、というのがお話の核のひとつですが、ちょっと「ほのめかしのためのセリフやボカし」が多いかなあと感じました。「実はね…でもナイショ」と言われているように感じる個所がお話の分量に対して多く、その度に「そうだ。これは作者さんがいる、誰かの作ったお話だった」と、物語の世界から醒めてしまいます。もったいないかなあ、と思いました。
海中の描写が綺麗で、そして、なんといっても最後のセリフがいいですね。単なる教訓めいたお話ではなく、「海斗の物語」になっていて、凄いなあと思いました。
作者からの返信
コメントと評価をありがとうございます!
海斗の性格は、物語の最初の一文を思いついてから考えていきました。
自分ではあまり書かない性格の主人公なので、そう感じていただき嬉しいです!
それで、陽子の伏線に関してですね。
実は、自分でも少し多いかなと思っていたので、ご指摘をいただきやっぱりそうかと思いました。
まだまだ、こういう伏線のかけ方が私は未熟のようですね。時間ができたら、考えて修正してみようかと思います。
貴重なご意見をありがとうございました。
編集済
わー、すごく良かったです!
>月明かりのない夜空のように暗く見え、上から見ていると吸い込まれていくような錯覚を覚える。
怖いですね、飛び込むのが。月明かりのない夜空、という表現が素晴らしい。
>急いだものだから、~ 笑ったように見えた。
まで全部が素晴らしかったです。圧倒的な描写ですね。
特に「水が揺れ、光が揺れ、泡が踊る。」とか。
そして最後の「忘れろと言いながら、あれをしてきたのは反則だろ。」
俺のキャラは最後までぶれず、見事でした。キャラクター造詣が際立った作品だったと思います。
いつも泡沫さんの詩を楽しませて頂いていますが、新たな一面を見た感じがしました。
それと、飛び込んだ時の描写がお上手ですね。
「ズボンッッ」や「飛び込む寸前に目は閉じられたが、ほんの少し水が鼻に入ったのか苦しい。」など。
もしや泳ぎが得意なのでしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
>急いだものだから、~ 笑ったように見えた。
のところは、更新するギリギリまで書き直していた箇所なので、素晴らしいとの感想とても嬉しいです。
「水が揺れ、光が揺れ、泡が踊る。」は、それまでで海の描写を長々書いたので、短くまとめることを意識しました。
海斗のキャラは、物語の最初の一文から考えていきました。あんなこと言われたことがあるなら、ひねくれていそうだなと。
泳ぎは得意ではないですよ!
ただ、子供の頃水泳教室に通っていたので、その時の記憶を手繰り寄せながら執筆してみました。頑張ったかいがあったようでよかったです……!
素敵なレビューまで頂き、ありがとうございました。
海の雰囲気と不思議な二人の関係と、特に第三話の海の中の描写がリアルで質感や匂いが伝わって来るようでした。短編として綺麗にまとまっていて、私が読んだ『きらり』の中では、一番ストレートにプロットに沿いながら違和感なく展開していったように感じます。
海斗の成長も、ちょっとひねくれた性格が活きていて、ラストのセリフがキマってますね。湿っぽすぎない、爽やかで、でも、やっぱり切ない物語でした。上手い!
作者からの返信
コメントと評価をありがとうございます!
「海」がタイトルに入ってるので、海の描写には力をいれてみました。苦労したかいがあったようで嬉しくなりました。海って本当に難しいです。
他の方のようにプロットをアレンジすることが出来なくて……、まとまっているかは不安な点でしたが、安心しました。
上手いなんて、もったいない言葉もありがとうございます。
企画から来ました。
幽霊系の話ですが、からりと明るく爽やかな読後感でした。とてもよかったです。
幽霊イコール切ない悲しいというのは思い込みでしたね。非常に気持ちよく読めました。
幽霊の正体も随所に仕込んでありますね。
最後の海斗のセリフがいい引きになっています。
湿っぽくない幽霊陽子、いいもんですね!
作者からの返信
コメントと評価をありがとうございます!
企画のプロットを見て、陽子は幽霊だというアイデアが浮かんだのですが、切ない展開にはしたくなくて。今の形になりました。
そのため、読後感をそのように言って下さると嬉しいです。
陽子の正体に関して仕込んだことも、読み取っていただき感謝です。頑張ったかいがありました。
最後の一文いいですねえー。ずっきゅんです。過分なお礼になっちゃいましたね。
ニヒルな海斗くんが前向きになって……ほろり。
陽子ちゃんについて説明しすぎないのが良かったです。ここ、書き過ぎちゃうとバランスが悪くなると思います。結果、コンパクトに丁度いい読み心地に落ち着いてるのかな、と。
この海斗くん、私は好きです。ごちそうさまでした。
作者からの返信
コメントと評価をありがとうございます!
無事に、海斗は前向きになれました。最後のセリフは力を入れたところなので、良いと言って下さり嬉しいです!
陽子の正体については、どこまで書くのか正直悩みました。目標として一万字以内にするというのがあったので。説明しなさすぎかなーと思っていたので、そう感じていただき安心しました。
この海斗のことも、好きになって下さりありがとうございます。
感動しました。作り込まれてる感じと、自由な感じが混じってて、良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
感動したというご感想、とても嬉しいです。読了してくださりありがとうございました。