下層界

この世界はどうやら惑星自体が多次元構造になっており

上層に行くほど魔力の濃度が低く

最上層、つまり地表はただの砂漠だけがあり

魔法使いは上層から数えてわずか2層下に居るだけである


惑星の中心に世界樹があり

世界樹の一つ上の層などは魔法使いですら想像も付かない生物とも言えない者どもが跋扈しているという

それはもはや肉体を持たず魔力によって形があるというような純粋な何かと言えよう


そのような膨大な魔力を耐えうる強大な魔法使いが世界樹を守っているというのだから神話の世界だ

たった2層目の魔法使いが最下層までたどり着いたのか、

その魔法使いはもはや人ではないのか、

それすらも知る人は居ない


そして月は2つ、一つはマナオーブの塊である

そのマナオーブの魔力は他の何にでもなく、その惑星を他者から守る為に可動している

これは宇宙人、しいては世界樹すらも古代文明の遺産ではないかと予期させる


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