猫の瞬き
猫は人間より瞬きが少ないそうだ。実際、瞬き対決すると必ず負けてしまう。猫には瞬膜という白っぽい膜があって、瞬きのたびに十分な油分や水分を補給するため、回数が少なくても大丈夫ということらしい。
私も欲しいな、瞬膜!(人間のは退化しちゃったとのこと)
さくらに話しかけると、ゆっくりと瞬きをすることがある。特に「可愛いね」とか「大好きだよ」と言うと、満足そうにまぶたを閉じるのだ。これが実に自然で、まるで「うむうむ、お母さんの言うことは全てわかっているよ」とでも言っているように見える。
これは単なる偶然ではないと感じた私は、以前ネットで調べてみた。すると、猫は瞬きで返事をすることがあると書いてあった。
さくらは賢い子で、呼べば鳴いたり、尻尾をパタパタさせたりして返事をしてくれる。でも、まさか瞬きが返事になり得るとは思わなかった。
そう思って話しかけてみると、私が穏やかに話す時には「ちゃんと聞いてますよ」と言わんばかりに時々瞼を閉じてみせる。反対に、賑やかに話かけると「うるさいわねえ」とでも言いたげに、目を見開いて睨みつけてくることがわかった。
更に、瞬きには信頼の意味もあるとのこと。
猫に顔を近づけた時、大抵の猫は顔を背けてしまう。猫にとって目を合わせることは敵意を示すことになるからだ。この目をそらすと同じように使われるのが瞬きらしい。ゆっくりとした瞬きは「あなたのことは信頼しているよ」というサインなのだ。
これもまた試してみた。さくらと目を合わせゆっくりと瞬きしてみせる。するとさくらもつられたように薄目になる。毎回ではないが、ちゃんとコミュニケーションが成立していることを確認できた。
さて、さくらのことばかり書いているが、他の2匹はどうかというと……
ももはビビりなので、まず目を合わせようとはしない(お腹が空いてる時は猛烈にアピールしてくるけど)。ある程度距離があると目を合わせてくれるので、ゆっくり瞬きをしてみせたところ、薄目になることもあった。
うめは、こちらから目を合わせようとするとのけぞってでも避けるが、自分からは真円に近いグリグリ目玉でガン見してくる。そこにあるのは好奇心のみで、瞬きする様子は全くない。そういうところは未だに子猫のようだ。このような場合、猫の世界では大人の方が目をそらす決まりだそうだ。私はガン見し返すけどね(笑)
さて、皆さんも試してみたくなったかな?
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