猫トイレ その2

 最初に訂正します。我が家が最初に買った砂は、ベントナイトではなくゼオライト&シリカゲルでした。鉱物系という点では同じです。


 また、文中に糞等の言葉が多数出てきます。お食事中の方、すみません。


     ฅ(>ω<ฅ)ニャン♪☆*。



 さて、トイレを設置してすぐに、私たちは大きな問題にぶつかった。


 即ち、猫砂の処分方法だ。


 猫砂の処分に関しては自治体によって判断が別れる。要は、燃えるゴミとするか燃えないゴミとするかだ。紙やおからを原料とするものには、トイレに流せるものがある。そうでなくても大抵は燃えるゴミとして処分できる。


 しかし、鉱物系は燃えないゴミに分類される場合が多いようだ。私の住む自治体も然り。更に悪いことに、ゴミ収集センターに連絡が必要な連絡ゴミであった。


 一方で、ペットの排泄物は燃えるゴミとして処分できる。


 これはつまり、猫の糞に貼り付いた猫砂をいちいち分別しなければならない上に、ある程度まとまらなければ処分できないことを意味する。


 それに気づいた時の絶望感!


 猫の糞は大抵コロコロと乾燥しているが、いつもそうとは限らない。私は自分の浅はかさを呪いながら、トイレ掃除にかなりの時間を費やさざるを得なかった。


 最後まで使い切ることなく、早々に鉱物系の猫砂を諦めた私は、次に何を使うべきかを考えた。


 最初にすのこのあるシステムタイプのトイレを買ったことで、固まるタイプの猫砂は選択肢に入らなかった。結局、糞と一緒にゴミ箱に入れられるものが楽だろうとの結論を得て、私たちは固まらないタイプの紙製のものを選んだ。


 しかし、これもまた長続きはしなかった。


 説明書きには、「オシッコをサッと通して表面はいつもサラサラ。臭いも抑えます。このひと袋で1ヶ月もちます」みたいなことが書かれているのだが、実際はそんなにもたない。しかも、かなり臭う。臭いに関しては感じ方に個人差があるので一概には言えないが、私個人としては不愉快なレベルだった。


 同じ製品の消臭効果が高いものに替えてみても満足できなかった私は、再び猫砂についてネットで調べ始めた。それまでは近所のホームセンターで手に入るものを基準に考えていたが、その範囲も広げた。


 すると、多くの人が、暖房用のペレットを猫砂として使っているという事実を突き止めたのだ。


 ペレットは大容量で安価だ。20kgで2千円を切るものが多い。ひのきのチップはとても良い香りがして消臭効果も高い。


 このペレットが他の猫砂と大きく違うのは、尿を吸収するとほぐれて崩れることである。そのせいで部屋が散らかると敬遠するむきもあるようだが、個人的にはそのお陰で臭いが抑えられているのではないかと思っている。


 更に、ペットシーツに吸い込まれる尿が減ることで、シーツの節約にもなっている。


 こうして、総合的にみてベストな猫砂が決まった。あくまでも、我が家にとっての話ではあるが。


 だがしかし、トイレの問題は猫砂だけには留まらない……


         つづく

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