第19話オーガVSおやっさん
人型の、化け物目は鋭く、腕は太い。しかも体全体が大きい。そして額には、特徴的な角がある。
明らかに鬼だ。
おやっさんは脚を止め剣を抜いた。
「オーガだ。しかも相当強い。」
「オーガ…」
「簡単に言うと人型の化け物、人間の上位互換とでも言おうか…」
化け物……
俺は初めてモンスターを、見た。
こんなのがうじゃうじゃいるのかよ…
恐ろしいなこの世界。
などと思っていたら、
オーガはこっちにゆっくり近づいてきた。
「逃げた方がいいですかね。」
おやっさんに、聞く。
「わからん。場合によっては勝てる。」
勝てるの?あれに?勝っちゃっうの?
「取り敢えず一瞬怯ませる。その隙に逃げるぞ。」
「はい。」
オーガは近づいてきてその重い拳を振り下ろした。おやっさんはそれを避ける。オーガがおやっさんのいた位置から拳を上げると地面には大きな穴が空いていた。
(これがオーガ)
「いいか。言った通りにしろよ!」
俺はおやっさんの後ろに立っている。
他のモンスターが来ないか見張っている。
周りにはいない。進行方向にも。
安全は確認した。行ける!
「大丈夫そうです。」
「分かった。」
おやっさんはそう言うと片手剣を構えオーガに急に近づいた。かと思ったら、オーガの巨体が倒れた。
早い。物凄く早い。
オーガVSおやっさんはほぼ一瞬で終わった。
(怯ませるじゃなくて、ぶっ倒してんじゃんか…)
と思うが結果的にオーライ。
「よし、逃げるぞ。」
オーガを文字通り倒した俺らは先へ逃げる。
先に何があるか分からないが
最終的にはハッピーエンドがいいな。
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