第16話難民ですね
アグネシア。
あまり風景変わんないな。
俺たちは難民キャンプみたいな所にいる。アグネシア王国の国境付近の街の近くに広い土地がある。そこを使わしてもらってる。
ここでは簡易のテントで寝泊り(布団や枕は当然あるはずもなく)全員雑魚寝、食事は配給制。
飯の味は、前世の方が美味いかもな。なんと言うか、雑。ハッキリ言って雑な味だ。まだ俺の方が上手く作れるぞ。
難民キャンプにいる間も稽古。
剣術を、おやっさんから教えて貰う。
魔法は相変わらず使えねえ。
スキルも発動する気配が無い。
それでも修行。
魔王軍は来る気配すら無いが、やっといた方が得だと思いひたすらに剣を振った。
アグネシアは他の国と魔王討伐軍(多国籍軍とでも言おうかな?)を作った。俺らが到着してからたった三日で組織し、魔王軍に占拠された王城を奪還しに行ったのである。
到着から四日後の夜。
報せが来た。知らせに来た兵士はボロボロだったそうだ。魔王軍にやられたそうだ。彼がそうまでして持ち帰った情報は、
《討伐軍、全軍壊滅、死者多数》
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