第7話少年を侮るとたまに痛い目に会う

賭けに出てみた。上手くいくかな?


「あー、イズワルド公国とか?」

どうやら賭けに勝ったようだ。まあ、俺は負ける戦はしないタイプいや、負ける戦も勝つ戦に変えるタイプなんでね。


そこは置いといて、

「そうだ。」

「ふーん。でもこの衣装、イズワルドでも見た事無いよ。」

何でこのガキ地理や民族衣装とかに詳しいんだよ。

っと冷静になれ自分!

取り敢えずここは、

「行商人が売ってたんだよ。何処の服かは、知らん。」

こう言っとけば何とかなる!

「ふーん。」

これで、怪しまれずに済んだ。


「で?何しに来たの?このアルストメリア王国に。」

王国なんだな。

あー。

「テキトーにぶらついてるだけ。気に入った所が有ればそこに住み着くさ。で何だが、俺ここら辺の事知らないんだよね。この辺で、一番大きな街って何処だ?」

「んー。王都かな?」

おお、王都。絶対豊かじゃん。RPGでも必ず行く王都!

「どっちなんだ?王都は。」

「この街を出て、真っ直ぐだね。」

おお。しかも楽!道間違える心配無し!


「所でさ。今日泊まるとかある?」

「無い!」

ここは嘘をつかずに。

「んー。宿屋紹介しようか?て言ってもうち何だけどさ。」

よくできた息子ですね、親御さん。

この子がいたらその宿の将来は安泰ですねー

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