さいとすけるとん
さいとすけるとん 短編
初めて自主企画用に書き下ろした短編です。
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054891080011
「社会の敷いたレールの上で苦悩する若者の物語。」
三年前、僕は君と道を別った。
君は自分の道を行き、僕は社会のレールを進んだ。
不器用に社会の波に乗る悩める若者の回顧録——。
こちらの自主企画さまに向けて書き下ろしたものです。
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自主企画 以下のセリフを用いて短編を書け
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054891075284
「あれは3年前のことだった」
「シュークリーム食べたくなったから、買ってこい」
「私の仕事は、この世界を破壊することだから」
「今から星を数えてみようかな?」
「この勝負、お前の負けだ!」
「隣の姉ちゃんなら、引っ越したぞ」
「今日はみんなに話したいことがあります」
「私の壮大な世界征服計画を教えてやろう」
「キセキのチカラだ」
「これが罰ゲームです」
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全てのセリフを用いる必要はない、と書いてありましたが、全ての台詞を用いて短編を書き上げました。私はもしかしたら凄いのかもしれない。
私としてはかなりおかしな話ができたと思っていたのですが、理系学生というやつを経験した人を中心として意外に高い評価をいただいています。
理系学生だった人なら誰でも一度は直面した現実を描いているためかもしれません。科学立国は研究者を目指す学生に、意外と冷たいのです。
ちなみに「さいとすけるとん」は「 cytoskeleton」、つまり細胞骨格のことです。四つ目のセリフに出てくる星とは何か、と考えた時に私の頭に真先に浮かんだのが染色された細胞骨格だったことから、この物語は膨らんでいきました。興味を惹かれた方は「細胞骨格 染色」というキーワードで画像検索してみてください。星が見えます。
かなりおかしな物語ですが、書いてから時間をおいて読んでみると意外にも良作。人生哲学が詰まっているかもしれません。
お勧めします(←自薦)。
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