深海魚

耳に残る意味のない音の羅列に

追い詰められた どこにも行けないな


どうせ消えるだけの夢だった

溢れてしまった 途切れ途切れの思考


生きたいと願えば願うほど

何もかもを壊してしまうから


ここから居なくなれたら どんなに楽だろうか

ここから居なくなるには 証を残しすぎた


価値のある誰かに 意味のある誰かに なりたかった

そこで息をしているのが ただの自分で

誰にもなれない ただの自分で


壊せなくて 許せなくて

光のせいで 息ができないまま

泳ぎ続けた ここが目指していた場所なのか?

辿り着いた 暗闇が 心地よいのだ






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いつだって伝えたいことは詩の中 芝生 ねこ @shibafu_neko

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