ピーターパン症候群

認められたいと 使い古された命が

磨り減った心を抱えて 世界の片隅で息をする


耳障りのいい言葉を求めては 持っているもの全て

名前も知らない誰かにあげてしまった

目の端に映り込む 「そこ」に行きたくて仕方なかった


欲しいのは 優しい言葉だけ

もう真実なんていらないから 認めて 許して

僕はどうせ大人になんてなれない


全然見えない出口 大地よりも空が近いか

壊れそうな心抱えて 世界の片隅で途方にくれている


どうでもいいなんて言って 決定権を放り投げた

誰よりも正しく生きることに執着していた

教科書通りの正しさに しがみついて生きてきたのだろう


欲しいのは 一つの正解だけ

もう疲れてしまったんだ 求め続けることに

僕は大人になんてなりたくない


望んだものなんてひとつもなかった

望んだことなんてひとつもなかった

夢は夢の中だけ 

僕はどうせ大人になんてなれない


生きていてもいいだろ

生きていてもいいだろ

生きていてもいいかな?


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