いつだって伝えたいことは詩の中

芝生 ねこ

シンデレラ症候群

不幸だって思っているのだろう 自分勝手だな

君が笑うと誰かが嬉しいとか考えたこともないんだろう


うまく笑えないと君は泣いた

それでもいいよと言う誰かを 君は求め続けている


かぼちゃの馬車もガラスの靴も ここにはないけれど

誰かの目じゃなくて 自分の目でこの世界を見て

誰かの声じゃなくて 自分の声を聞いてみなよ

誰かが幸せにしてくれるなんて 本気で思っていないくせに

君はどうしたら幸せになれる?


才能があるとかないとか どうでもいいよ

君が何を感じ考えたのか それだけが知りたいだけ


全ての人に嫌われたくないのなら

誰かの仮面を被りつづけて 理由もわからずに泣くのだろう


君を幸せにする魔法はかけてあげられないけれど

誰かの足じゃなくて 自分の足で一歩踏み出して

誰かの手じゃなくて 自分の手で開けてみなよ

君のことを幸せにできるのは…本当は気づいているんだろう 


君が一番知っていると思い込んでいる君は

誰かのことを考えることで精一杯だ

嫉妬 怒り 絶望 もう壊れそうなのに

誰かのふりして 誰かの思いを運びつづけている


君は誰を待っているの?

午前0時過ぎても 置き去りのままの君の心

君はどうしたら幸せになれる?


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