第6話

廃村の戦いから8時間後のホワイトハウス

アメリカ合衆国大統領ルーズベルトは陸海空軍の閣僚を集めた。

メンバーは陸軍はアイゼンハワー、海軍はニミッツ、空軍はルメイそしてルーズベルト。


『まずは、現在の状況から聞こうか。』


『では陸軍から発表いたします。』


『現在敵は東と西に向けて進軍中。東では、遅滞戦術を使い撤退させながら時間を、稼いでいます。準備が出来次第攻勢にでます。また西では、ヒューストンから40キロの廃村にて大規模な戦闘が行われ、防衛に成功しました。しかし防衛に当たった部隊が損耗率が4割を超え、戦闘能力の低下はまぬがれないでしょう。陸軍からは、以上です。』


『海軍は、空母機動艦隊を展開させています。空母3隻の艦載機による偵察と空爆を毎日行っております。戦艦で攻撃させたいのですが、トリニティ湾の深度が浅いため、戦艦が入れないので艦砲射撃は断念しました。海軍からは、以上です。』


『空軍は、現在ヒューストン空爆のための部隊編成中です。また海軍の偵察機による情報を元に作戦立案を作成中です。また1週間以内に作成は実行できそうです。空軍は以上です。』


『できるだけ時間を稼げ持久戦なれば我々のほうが有利に進められるだろう。ひとまず海外増援部隊がくるまで防衛に専念するしか手はない。』


『ところで例の計画はうまく行っているかね?』


『現在理論は完成しているので、後は試作してみなければなんとも言えません。』


『くれぐれも頼むよ。いざという時の我が国の決戦兵器となるのだからな。』


『これで会議は終了だ。早く自分の任務に戻りたまえ。』


『『『それでは失礼いたします。』』』

3人は応接室から退出した。


(やっと出て行ったか。全くうっとおしいやつらめ。)


(あの兵器が完成すれば、この世界の覇権を握るのは我々だ。これからが楽しみだ。)



あの計画とは一体何なのか?アメリカは何を考えているのか?しかしそのうち明かされるであろう。




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アメリカ本土防衛戦 atsuya @okano1028

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