第11話 地雷女とロリ軍曹

 昼休みのチャイムが鳴る頃合、授業に集中していない生徒に限って、この瞬間は耳に全神経を集中させる者が多数である。


 キーンコンカーンコン――。


 スターターピストルさながら、それを合図に多くの生徒が購買に向かって走り出す。最も慌ただしくなる時間帯だ。


 ――弁当ってこんな素敵なメリットもあるんだね。う〜〜幸せっ〜〜!!


 かく言う紅空くれあも購買利用者の一人である。


 がむしゃらに廊下を跋扈する男子とは違い、健全な女子は最速でも早歩きどまり。スカートを翻しながら購買に一番乗りするものなら、忽ち食い意地の張った女子としてのレッテルを貼られる始末なので。


「佐藤君〜お願い! 私達の焼きそばパンも買・っ・て・き・て♡」


 この魅惑をふりまく小悪魔系グループのように、雑兵という男性を支柱に収め、自分の手は汚さずに人気商品を手に入れる戦法を駆使するパターンも然り。


 学内カースト上位に君臨する者の権力行使。周りの評価がそのまま学内カーストに反映されるので、依頼された側には断る謂れはなく、まさに弱肉強食の世界である。


 つまり、他人を駆使できない紅空は、いつも無駄に小豆が詰まった余り物のアンパンを購入することになる。


 ――どこで食べようかな……。流石にトイレの個室じゃ悲しいから、屋上に行ってみようかな。


 普段なら自席である窓際一番後ろで外を見ながらパンを頬張るのだが、今日は弁当だ。自意識過剰だけど、他人に見られるかもしれない。日常の些細な変化でも噂のトピックになることは、紅空の経験上で最も警戒していることだ。


 だとすればと、おずおずと席を立って屋上へ向かう紅空。彼女が歩く軌跡に対して、主に男子の視線が集中している。


 そう、彼女は学内で悪目立ちしているのだ。


 容姿端麗に似つかわしい銀髪碧眼の美貌に加え、成績もトップなので才色兼備も当てはまる。おまけに運動神経も抜群で、スポーツテストや体育祭では、それ相応に目立っていた。


 そんな人気の詰め合わせのような要素を備えているにも拘わらず、月野浦高校に入学して半年経っても彼女は常に一人で行動し、また教室でもポツンと一人で座っている。


 彼女曰く、空気読み専に徹しており、決して自分からは口を開かない。

 いざ話し掛けてみると、友好的な態度をとってくれることは周知の事実だが、どこかミステリアスな雰囲気が漂っている彼女に、いつしか変な渾名が一人歩きし、そのまま定着したのが、


『地雷女』


 機微に触れるだけで、得体の知れない感情と内面が爆発するのではないか、という危険物的な扱い。


 特に男子生徒が取る行動は、それを顕著に物語っていた。


「良かったぁ。屋上のベンチが一つ空いてる」


 この学校には可笑しな風習があり、カップル公認のエリアが複数存在する。先代の学長が青春アミーゴだったらしい。


 例えば、最寄りの転移端末テレポスから学校の表門まで――最短経路で10分程度だ。学校は小高い場所にあるので階段を登る必要はあるが、大多数の生徒はこの経路を利用する。


 ただ学校の裏門からも別の経路がある。程よい緑が囲む緩やかな傾斜で転移端末テレポスまでは20分程かかる距離だ。そのルートは通称『恋人ロード』と名が付けられ、カップル限定の経路となっている。


 そして、ここ屋上にも公認のエリアはある。


 柵と薔薇に囲まれた屋上庭園にベンチが5つ設置されており、自慢のカップル達が品評会のように座るのだ。弁当のおかずを「あーん」と言いながら、運ぶ姿はかなり滑稽で、まるで雛鳥にしか見えない。


 紅空は食欲が低下してしまうことを懸念して、その光景が視界に入らない給水塔裏にある日が当たらないベンチに腰を掛けた。


 ホッと胸を撫で下ろした紅空が、バッグから弁当を取り出した時、ポトリと一枚の手紙が落ちる。そして、俯き加減のまま表情は曇り、自然と嘆息をもらした。


「……はぁ――……」


 落ちた手紙は朝方、下駄箱に入っていたラブレターだ。


 地雷女こと神籤紅空は、学年問わず男子生徒からモテモテだった。ただ、それは裏向きの話。


 表向きでは「神籤? いや、流石に地雷女と付き合うはないでしょ!」と罵られ、裏向きではバレないように告白をする暗躍者が多分に存在した。


 紅空の内面を全く理解していない現状において、彼女の外見だけで言い寄る地雷処理班である。周りの評価を気にするが故、隠密に行動し、地雷の内容次第で差支えがなければ公表しようという身勝手な輩達だ。


「――というか、指定場所が体育倉庫とかアリなの? 普通、校舎裏とか屋上でしょ……」


 告白される場所として、目立たない所に呼び出されることが大半。各準備室、視聴覚室、そして体育倉庫。


 どこも薄暗くて閉鎖的な空間で、身の危険を感じる場所ばかりだ。


 ――返事を断った時に無理矢理エッチなことされそうになった時もあったっけ? 返り討ちにしてやったけど!


 一方、女子生徒側の意見は、男子にチヤホヤされた上でその状況を楽しんでいるのではないか、と一種の腹芸を演じているように認識されている。つまり、女社会特有のヤッカミだ。


 孤高の地雷女が放つオーラも『お高くとまってる』『澄ました態度』として思われがちで、日頃の陰口は後を絶たない。こうやって、負の連鎖は噂として拡散され、現状を招いていた。


「う~~~ん。ノラの弁当、本当に美味しいっ!」


 そんな紅空の独り言もカップル達の喧噪の中に消えていく。ご機嫌な笑みを浮かべながら、タコさんウインナーだけど足は六本だ、と切り口を興味あり気に覗き込んでいた時だった。


「考えることはボクと一緒だな。君もなのだろ?」


 突然、目の前に現れた人物に身を強張らせた紅空は、咄嗟にお弁当を後ろに隠す。そして、紫紺の瞳を持つ少女に訝しげな視線を向けた。


「……そう警戒しなくてもいいじゃないカ。別に弁当を拝借する訳ではないから安心してくれ」


 頬を指でカキカキしながら、金髪ロリの少女はにこっと微笑んだ。


 学校一番の人気者――みんな大好きロリ軍曹。

 リリス・ミン・パロディーナ。


 イタリア生まれの彼女であるが、身長は145センチとかなり低め。腰下まで伸びたストレートのプラチナブロンドと、零れ落ちそうなくらい丸く大きい紫紺の瞳。美人よりは可愛いが似合うロリっ娘である。


 母国が日本と言われても遜色がない程の流暢な日本語を喋り、彼女が放つ親しみやすい雰囲気から、学校では『リリスたん』と慕われている。


 また、マニアックな一部男子――ロリ好き変態界隈では『ロリ軍曹』と呼ばれつつ、絶大な支持を誇っている。


「おや? そういえば普段は、菓子パンじゃなかったかい?」


「……初めましてなのに、よく知ってるね」


「昼に学食で見かけたこともないし、教室にいる印象があるからね。それに君は学校で目立つから」


 隣に座ってもいいかい? とリリスたんは紅空に承認を求め、許可を得たところでポンっと腰を掛けた。


「ねえ。さっきの『逃げてきた』って、どういう意味なの?」


 人気者の彼女が逃げるとはどういう意味なのだろうか、と紅空は眉間に皺を寄せたが、それを見たリリスたんも同じ表情を作った。


「君はまだ知らされてないのかい?」


「…………?」


「ボクとは考え方は違うかもしれないけど、知らぬが仏かもしれないゾ。教室に戻る時に南棟に向かう渡り廊下の掲示板を見てごらん」


「渡り廊下の掲示板……?」


「きっとこうなるゾ。\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ! \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ!」


 リリスたんの不思議な踊りの横で、頭上に疑問符が咲き乱れる紅空は、タコさんウインナーを咀嚼しながら思考してみたが、やはり答えは浮かばなかった。


「どこの国も票で決めるのは同じだな。決が固まると第三者は忽ち傍観者に変わり、後は成り行きを祭り感覚で見守るんだ。当事者の身にもなってほしいところサ」


 リリスたんは弁当を膝の上で広げて、一口サイズの雑穀米を口に入れる。弁当はイタリアンじゃないのね、とは紅空の寸感だ。


「ところで……唐突で申し訳ないのだが、神籤さんは彼氏ができたのカ?」


「ぶっ――――」


 本当に唐突だった。口に含んでいたパックのヨーグルトが豪快に吹き出し、紅空は咳き込んだ。


「おいおい。相応のリアクション芸を披露するのはいいが、美少女が台無しだ。ファンが減るゾ」


 リリスたんは顎に手を当てながら「でも有象無象のアリ共にとっては甘美なる水。舐めに来るなら、逆にファンは増えるのか」と思案顔で前言撤回していた。


「…………ごほ、ごほっ、……ご、ごめんなさい。というかファンも彼氏もいないから!」


「おっと。そうは問屋が卸さないゾ。ネタは上がってるんだ」


 頬を赤らめる紅空の前でチッチッチ、と指を振るリリスたん。


「容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、芸術面ではピアノと絵が一級品。しかしながら、トップの成績を誇る神籤女史の欠点は家庭科。壊滅級にヤバい話は耳にしている」


「うっ…………。壊滅級じゃないもん! 地獄級だもん!」


「……全く優劣がつけられない表現だな。てか『優』は含まれないカ。前に調理実習で男子生徒を毒殺しかけたのだろ?」


「あれは……調味料の『さしすせそ』を『かきくけこ』と履き違えただけよ!」


「……日本文化に乏しいボクとしては『かきくけこ』の意味を問いたいネ」


「カレーパウダー、醤油、クミン、ケチャップ、コチジャン」


「『か』と『く』が見事にスパイシー被りしてるな。どんな料理もカレー風味になりそうだ。『き』はなぜ醤油?」


「商品名だと思って……」


「……神籤さんは天然ドジキャラだったのカ。そりゃ胃袋テロも起きる」


「うっ…………」


 リリスたんは両手を横に広げた本場仕込みのジェスチャーをして、呆れっぷりをアピールする。シュンとした紅空は料理が下手なことについて、これ以上反論はしなかった。


「ごめんごめん。凹ませるつもりはなかったんだ。話が逸れたけど、ボクが言いたいのは神籤さんは、きっと弁当なんて作らないシ、何よりも教室を避けてコッソリと屋上で食べてることが、彼氏がいると思った根拠だな。後ろめたさがあったのだろ?」


 ――うっ。完全に思考がトレースされてる……。これがみんな大好きロリ軍曹。コミュニケーションモンスターの本領なの?


 紅空はポツリと「彼氏ではないけど……作って貰った」と小さな声で話すと、リリスたんは満足げに箸をカチカチとさせた。流れるような箸捌きは、下手したら紅空より上手いかもしれない。


「これ以上、詮索するのは野暮だな。安心してくれ。彼氏の話は流布しないからサ」


「だから彼氏じゃないからね!」


 赤面する紅空の反応が可愛かったので、リリスたんは破顔する。


「へいへい。分かったよ」


「それにしても、リリスさん日本語ペラペラだね。砕けた言い回しも自然」


「まあ、日本のアニメや漫画が大好きだから、それをバイブルにした成果かな。最近は、百年以上前に流行った作品に夢中なんだ」


「本も読めるの?」


「ようやく小説も読めるようになったんだ。主にラノベだけどな」


「なんか凄いなぁ。楽しそうに語るリリスさんが羨ましい」


 そう吐露した紅空は弁当箱に視線を落として、寂しそうな表情をする。


「私は占いが好きだけど、最近では趣味と言えるのか不安でさ。執着って言うのかな。なんか好きとかじゃなくて、依存してるだけなのかなって感じちゃって」


「運勢を信じるぐらいならボクでもする。それのどこがダメなんだ?」


 リリスたんはキョトンとした顔で、銀髪で半分隠れた横顔をしげしげと見つめていると、紅空は視線を戻した。


「うーん。きっと求め過ぎてる……のかなぁ。例えば、良い未来と悪い未来が分岐した道があったら、リリスさんならどちらを選ぶ?」


「それは良い未来だな。悪い未来を選ぶ人はいないだろ」


「なら、どちらの道が良い未来か分からなかったら?」


「……一頻り考えた後、運命に任せて進むかな」


「普通そうだよね。そう行動できるリリスさんが羨ましいよ。私はどちらが良い未来か分かるまでは一歩も動けないの」


 紅空が持っていた箸を強く握ったので、カチっと音が鳴った。彼女の弱った子犬のような表情を見て、リリスたんはふーっと吐息をつく。


「未来は誰だって知りたいシ、先が見えなければ誰でも怖いサ。ただ、それでも行動することに意味があるとボクは思う」


「行動したことで後悔が生まれても?」


「もし後悔が生まれたら、次はそれを後悔と呼ばないように、新しい未来を選択すればいいだけサ」


「新しい未来か……。私も選択出来たら、いいな」


 不安げに揺れる空色の瞳は、フェンス越しの遠くの空を見つめる。そして、紅空はベンチの上で体育座りをし、膝に顎をうずめた。

 ややあって、紅空の頬にアルミで包まれた扇形のチーズの角が刺突する。しかも、グリグリと。


「――ちょ、ちょっと痛いって! ぐりぐり止めてっ」


「ほれほれ。これをやるから元気出セ。未来の選択以前に君はもっと笑うべきだ」


「こんなやり方、ドMぐらいしか笑わないって!」


「ドMかと思ったけど、気のせいだったカ?」


 容赦ないチーズの猛撃。チーズが変形するぐらいの圧だったので、紅空の頬に赤く跡が残る。不服げに唸る紅空を、リリスたんはくすくすと笑いを漏らしながら宥める。


「うぅ~~~~~~」


「……ふっ……ふふ。ごめんごめん。おっちゃんと遊んでくれたお礼に面白い情報を教えてあげるよ。『わらしべ猫』って知ってるかい?」


「……何それ? 藁しべ長者なら知ってるけど」


「まあ由来はそれだけど、内容は若干違うゾ。藁しべ長者は物々交換を経て、最終的に裕福な暮らしを手にするおとぎ話だが、一方の『藁しべ猫』が交換するのは『道標みちしるべ』なんだ」


 かくして、リリスたんの『藁しべ猫』解説が始まった。


 古来から存在する妖怪で悪戯好きの黒猫。家屋に侵入しては適当な物品や食べ物を盗み出す。そして、盗品と引き換えにその家の災いや不幸を回避するための『道標みちしるべ』。つまり、未来の情報が残される。


 盗品は次に侵入した家での物々交換のネタになるが対価に応じて、やはり『道標みちしるべ』が残される。聞く限りでは一方的な取引ではあるが、悪い話ではなさそうだ。


 特徴としては、尻尾が矢印の形をして、クマのぬいぐるみバッグを背負ってるらしい。


「なんか珍妙な生き物だね。存在自体が半信半疑かなぁ」


 藁しべ猫の姿を想像したら、思わず笑ってしまった紅空。リリスたんは不服そうに質問する。


「神籤女史は、妖怪の存在否定派かい?」


 紅空はかぶりを振った。その瞬間、昼休み終了10分前のチャイムが鳴り響く。


「ううん。霊が視える世の中だもん。否定する理由が浮かばないよ。それに会ってみたい」


「おぉ、話が分かるな! 君とは仲良くなれそうだ。未来が知りたいなら『藁しべ猫』を頼るといい」


 リリスたんは今日一番のテンションと笑顔でそう告げると、《個人の箱庭ガレージ》を起動し、画面にタッチしながら、紅空に向かってシュッと投げた。


「妖怪に精通したオカルトサイトのURL。何か役になるかもしれないから送っておいたよ。――次の授業は体育なんだ。ボクは先に失礼するよ」


 じゃあね、と小柄な体躯で手を振りながら、リリスたんは屋上を去って行った。


 紅空は食べ終わった弁当を布に丁寧に包み、暫し余韻に浸る。


 ――学校で長い時間、会話したの久しぶり……エヘヘヘヘ。リリスたん天使だ。


 何よりも先程貰ったURLに付随して、彼女のアドレスまで届いたことが、紅空の口元を緩めた要因だった。


 軽やかなステップで屋上を後にして、終始ご機嫌の紅空だったが、ふと喧噪が耳に入り、渡り廊下に集まる生徒達の後ろから掲示板を覗き込む。


「あっ…………!」


 思わず素っ頓狂な声を上げると、群れを成す生徒達の視線が紅空に集まったので、彼女は体を硬直させる。魂が抜けたように呆然と眺める先には、こう貼り出されていた。



 ◇文化祭ミスコン選抜者(一年生)


 1年C組 神籤 紅空

 1年D組 リリス・ミン・パロディーナ



 完全投票制で選抜される我が校伝統のミスコン。選抜された者に拒否権はなく、文化祭期間中の一般入場客の投票により、最終日に実施されるイベントで結果が発表される。


 ――リリスたんが逃げてた理由って……教室でみんなが騒いでたからだったんだ。


 片や祝福されるのが厄介になったので、屋上に避難したロリ軍曹。片や祝福もない凪の中で、屋上に漂流した地雷女。


 人前に出るのが苦手な紅空にとっては、ミスコンなど処刑台に上がるのと同義である。ましてや、学内一番の人気者とミスコンで競うなど、ただの見世物。当て馬でしかない。


 圧倒的なまでに偏った票数で、決定した補欠要因だと彼女は思い込んでいるが――、


 実際のところ、票の内訳は女性陣のほぼ全票がリリスたん。男性陣の七割が紅空。ロリ好き変態界隈の二割がリリスたん。

 そして、ロリ好き変態界隈のレジスタンス残一割の恩恵を紅空が授かっていることについては、彼女は知る由もなかった。


「(はぁ~。意味は理解してないけど。SAN値ピンチだ……とち狂いたい)」


 蚊の羽音ばりに消えそうな声で呟くと、一瞬、萌園遊鳥もえぞのゆとりの陰湿な顔が頭に浮かぶ。


 紅空は昼下がりの一時を終えると、憂鬱を背負ったままでトボトボと教室に戻って行った。

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