第2話③「月に吠える 後」
「待てやこのクソ犬ゥゥゥゥ!」
「月野さんめっちゃ口が悪い!?」
わかってはいたけど、人間と犬では脚力に大きな差がある。なりふり構わずの全力疾走で何とかしがみついている有り様だ。あの泥棒犬はペースを落とさず疾走してるのに対し、私達は既に息が上がってしまっている。
ただ一人、ハルを除いて。
「くそ、人目がなければ始末していたものを……!」
「倫理的に問題があります!」
「このままではっ……予定が狂ってしまう……!」
戦闘慣れしているはずなのに。
そうこぼして、月野さんは懐からアトマイザーをハルに投げ渡した。
嘘でしょ、本気?
「あのクソ犬を追いかけるのは晴に任せるっ……!」
「了解しました」
左腕に装着しながら一人だけペースを上げていく。
一匹と一人の差はごく僅かとはいえじわじわと縮まっている。
「一旦待てっ……」
「?」
肩を掴まれたので走るのを止めた。
歩道とはいえ往来のど真ん中で月野さんは座り込んでいる。
戦い慣れてるといっても、激しい動きは苦手なタイプなんだろう。短距離走は得意でも長距離走系は苦手なんだ。
「晴の行動をモニタリングする……。はぁ……クソ……」
近くの電柱に寄りかかって、手を前に突き出して画面を浮かばせる。
逃走劇を繰り広げる犬とハルが映された。犬を追いかけるロボットとビジュアルが強烈だけど、周りの一般人にはどう見えているんだろう。スーツを着ても頭は剥き出しのままだ。
「ソイツは……どうだ?」
『現在、北へ逃走中』
「そのようだな」
隣に地図が表示された。
青い丸が壁の方へと移動し、赤い丸が追従している。
『捕獲も可能だと思いますが……博士、このままならEAM回収予定ポイントに到達します。無関係の生物を巻き込む訳にはいきませんが…………』
「ちっ……」
白衣を丸めて地面に叩き付けた。
砂埃が付着するよりも、滝のような汗でベタつく方が不快感で勝るらしい。
もし手段を選ばなくていいのなら、ワイヤーを使えばいいだけの話ではある。しかし月野さんの根は良い性格がそれを許さなかった。あれ巻き取ったりじゃなくて、対象にブッ刺すタイプなんだよね。
映ってる限りでは首輪も見えないし野良だとは思うから、最悪の場合倫理的な問題を除けば仕留める事は容易い。心が痛みそうなので私にはできないけど。
「仕方がない。これ以上休むのも体力と時間の無駄だ、追いかけよう」
「どうやって捕まえるんですか?」
「奴は犬だが、晴はロボットだ。追跡において右に出る者はいない。。……私以外で」
そう言ってそのまま犬の追跡を再開する月野さんは、任せたと言わんばかりに白衣を置き去りにして行った。
「……………………」
いや汚いな。
拾うけどさ。
「……」
付着した汚れを払って渡そうとしたけど、もう姿が見えなくなっていた。明らかに体力を切らしていたのに早すぎる。
ムーゾンの回収を予定してる場所まで逃げてしまうとしたら、ハル達を追うんじゃなくて、そこまで先回りした方が効率は良さそうだ。あえて分かれて行動すれば、運良く逃走経路に重なる事もできるかもしれない。
後は旧平井駅で追い込めればこっちのものだ。
「橋を使って逃げられさえしなければ……」
完全には止まらず、歩いたおかげで少しずつ回復してきた。今度は軽めのランニング程度で走れば、息切れも起こさないで済む。
二人がどの
走るか、走らないか。疲れたし歩きでもいいかな。
そういえばドライバーを介して通話できるんだっけ。
「月野さん」
返事はない。装着してないから当然か。でも人前に晒したら怒られそうなんだよな。
やはりここからは単独行動か。
「一時か……」
腕時計の時刻に狂いはない。最近は日没の時間が早まってきてるから、あと五時間以内には捕まえたい。
まだ人通りは多いし大胆な行動も避けよう。
海沿いに北へと向かおう、そうしよう。
東に早歩きで、川が見えるまで歩き続けた。
橋の見える所まで来ると次は北だ。でかい橋に当たるまでただひたすら歩けばいい。
「とはいえ結構距離あるな……見下ろせるっていうほど高くもない」
川とは反対が町なのだが、マンションが立ち並び、手前の桜に阻まれて見下ろすどころか見渡す事も叶わなかった。この辺りは住宅街になってるから仕方ないけど。
小松川橋をに差し掛かって、ようやく半分だ。
顔を上げると平井大橋が――見えなかった。
地図通りの地形という具合だ。川が左にぐぐっと曲がっていて、横を向けば今度は一軒家とかが所狭しと生えている。家と家の間に時々細い道路があるけど、そこに月野さんやハルの姿は見当たらない。
そしていよいよ今度こそ目的の橋が見えてきた。あとはそこまで行ったら街に降りて二人と一匹を探すのだ。
足が疲れた。
どこかに座って休みたい気分だ。
と言っても休める場所なんてあんまりないんだよな。降りた先はしばらくアパートやらの建物が視界の端を流れていくばっかりだ。
それでも根気強く歩けば、ようやく広い道路に出るのだが。
「…………高い」
そのすぐ先に壁があった。
改めて見ると異様な光景だ。
平凡な街の中に、高層ビルよりも高い岩が積み上がってるようなものだ。しかしあれも景色の一部として馴染んでしまっていて、人も車も気にせず行き来している。
午前中は太陽の光があれに阻まれて、今私のいる側は影に飲み込まれてしまうのだろうか。それとも都だか区だかが気を利かせて、当該地域の街頭を点けさせているのかもしれない。それもそれで奇妙だ。
「……!」
ここで通話がかかった。
近くのクリーニング店の壁によりかかって、確認もなしに応答するとやはり月野さんだった。
『わたしだ』
「ああ、はい。追い付きましたか」
『それがさっぱりだ。今もモニタリングを続けているが……』
「…………?」
さっきほど息を切らしてはいないみたいだ。
でも何か状況が変わってしまったような歯切れの悪い息遣いだ。
「どうかしましたか」
『以前話した奴らの習性を憶えているかね』
「え? えーと、大体一週間に一度活動するんですよね」
記憶違いとか、変化とかなければそのはず。
『その通り。しかし気になるのは、少なくともスピードで負けない晴が撒かれてしまった』
「本当ですか?」
『あり得ない話だ。マップには一つ分の反応しかない。という事は、あのクソ犬は私の
「……」
『一旦駅構内まで上がってこれるか。晴とは合流してあるから、三人で話がしたい』
「……わかりました」
切れた。
ちょっと歩けばすぐに着くので時間はかからない。
しかし驚いた。夜にしか活動しないと思い込んでたけど、それは間違いだったんだな。月野さんの予想を上を行くのなら、それに関する新しいデータが欲しい。
幸い路線が途絶えている事もあり、立ち入り禁止の構内に人は一人もいない。ここなら落ち着いて話もできるという事か。
でも立ち入ろうとしたら、警察か近くの人に止められるんじゃないか。
進入禁止の場所に近付くだけじゃなく、辺りを見回してると余計に不審者と見間違われそうで嫌だ。
どうしたものか。
「……」
足元がゆらゆらと歪んでいる。脇に抱えてる白衣がそれに引っ張られている。
どうやら問題なく進入できるみたいだ。
「カオリ君、問題ない。白衣を介して君の姿も可視領域に入った。遠慮なく一歩踏み込みたまえ」
「一歩……?」
一歩前へ。
それと同時に視界が一瞬だけブラックアウトして、次には駅のホームに立っていた。
そういう方法になるのね。
「さて集まったな」
中央のベンチに月野さんが、膝の上に白衣を乗せている。
ハルも特に問題なくという感じで、背筋を伸ばしていた。
見ての通りさっきの犬は捕まえられなかったらしく、この場にいるのは私を含めて三人だけだ。福井はもちろん不在で、無関係の一般人はどこにもいない。
「状況を整理する。我々の間だから詳細は省くが、シンカーの習性に説明不足な点があったから修正を行いたい」
手前に浮かんでいる半透明の青いキーボードを叩きながらだ。
代わりにという事か、ハルがおじぎをした。改まった場でもないのに深々と。
「見失った対象ですが、最後の数秒にスキャンを行いました。その結果、微弱ながらEAMの反応が検知できました」
「これまでの経験からわかる事といえば、一週間に一度、それもほぼ夜間に限ってですよね。説明されましたっけ」
していないなと月野さんが
「おそらくですが。主に夜間に活動するという認識に誤りはありません。ですが昼間にできない訳ではないようですね」
「そのようだ。わたしからも謝罪する」
頭を下げなくてもいいのに。
それも導き出せる事実だ。昼間に壁の中へ突入したヘリやら何やらが帰らなかった事から、筋が通らない事もない。そして昼間に月野さんから出現報告が飛ばされた事もなかった。
私が戦ったのも夜だった。当然の結論に至ったまで。
「壁の外で奴らが情報を食らうのは夜間のみで確定するとして、昼間は何をして生きているのかだが……」
「それも簡単だと思います。あの犬なんかがわかりやすい例でしょう。本当に情報を欲していたのなら、月野さんが話したみたいに、またトラックになって突っ込んでくればいい話です」
実に厄介だ。昼間では無害な生物とは区別が付かない訳だから。
「犬がレストランに入ってきたというのはともかく、そこら辺にいる生き物と同じように平凡な生活を送っているのは間違いないな」
「どうするんですか。見た目じゃ見分けが付かないですよ」
最も確実に仕留めるなら夜まで待てばいい。ただ絶対に私達の前に現れてくれるとは限らない。これでは今日の予定は延期になってしまう。
「方法は二つある。一つは、昼の間に見付け出し、不可視領域内での始末だ」
「もう一つは?」
「カードを使う」
アトラクトのカードを一枚掲げてる。
「いいんですか? それはまだ使わないはずじゃ」
「カードの生成なら問題ない。わたしなら始末にも躊躇はしない。だが君は反対するだろう? だから使う」
「それはそうですけど」
「であれば予定変更だ。ムーゾンの回収も、クソ犬の始末も行う」
まあ、倫理的に問題ない手段が選べるならその方がいい。少なくとも私は生き物を殺めたくない。
丸くなったとは言わないけど、あの日あの時は容赦なかったと思っていた。
私の友達が人質に取られても、おかまいなしに攻撃をしかけてたのに。
「カードはわたしが使う。敵のお出迎えはカオリ君と晴に任せるとしよう」
そう言って顎でハルに指図する。
ハルはランタンのような物をスーツの内側から取り出し、床に設置すると屈んでそれ手をかざした。
「それは?」
「これがEAM回収に使用する機材です」
天面を少し押し込むと少し回転して開き、中の軸が露わになり伸長した。
高さは三十センチくらいだろうか。軸は光体となりそこを中心に青い波紋が広がった。約一秒おきに発生しては建物の壁や柱、天井にぶつかり、光る粒子がそこから生まれていた。
「あの粒子がこの波紋により可視化されたEAMです」
「埃みたいにそこらじゅうを漂ってる……?」
「そうではありません。カオリ様の足元にも埋まっていたりしますよ。これはEAMを掘り起こすんです」
その言葉通りに私の足元から、光の粒がぶわっと舞い上がった。
蛍みたいに光ってすごい綺麗だ。
それだけでなく、至る所から生まれて、灯籠流しのように辺りを満たしていた。
「そして」再び天面を押し込む。「回収します」
光が機械を目がけて一斉に集束した。
そして弾けたかと思うと、軸の周りをスペースデブリのように回っていた。
「これで手に取れるようになりました」
手のひらサイズのムーゾンを手に取って、ハルは私に手渡した。
ある面は単なる石ころみたいに黒くて、ある面はオパールみたいに光って美しい。
「このように固形物に変化してようやくEAMが目に見えるようになります。そして加工して、デバイスのコアとして運用できるという訳です」
「それと同時に……」
ハルの台詞を紡ぐように月野さんは前を睨み付けた。
その先は階段だ。
「出るモンが出たな」
「!」
階段から、ハンバーガーを咥えた犬が登って来ていた。
追いかけてた子と同じで一瞬だけ安堵した。
見てくれは可愛いが、ただの犬ではない。
頭が、二つ。
いや三つ。
神話に出てくるケルベロスと記号的な特徴が一致している。
もう一つおかしいのは、全身が蝋燭を垂らしたかのように赤く染まっていた。
あの時と同じだ。
「犬……相も変わらず野蛮だな」
月野さんはお腹に手をかざし、ムーンドライバーを装着した。
『サンセット……システムスタンバイ……』
「ムーゾンの塊を嗅ぎ付けている。だが止めるな。カオリ君は晴のアシストに回りたまえ」
ゆっくりと歩きながら、手をスイッチに添える。
既に陽は落ち始めていた。
柱に当たった太陽光が犬との間に影を差し込んだ。
「起動……!」
圧迫するようにスイッチを叩いた。
あれは、私の身に起きた事と同じだ。
服装とかは劇的に変わってはいなくて、手足を
私と違って機械的ではなく、ドライバーの右半分に似た生物的な装甲だった。木の幹と枝と混ぜ合わせたかのように刺々しい。
しかし右腕にだけは金属質の物を纏っている。
ドライバーと同じように、生物と機械の融合だ。
『ウェポン、マテリアライズ!』
カードを使い、右手に棒状の武器を握った。
おかしい。あの日見たのは鎌だったはずだけど、乗り換えでもしたのだろうか。
「グオゥ!」
ケルベロスのような犬――ケル犬が口をかっ開いて飛びかかった。その狙いは月野さんではなく、後ろのムーゾン回収機だ。
しかし棒――ロッドがその軌道を捻じ曲げた。
その身を噛ませて押し返し、階段の下へ投げ飛ばした。
犬らしからぬギャウンという悲鳴が聞こえたが月野さんは動じない。化物とわかれば問題ではなく、懐に忍ばせていたらしいムーゾンの塊とアトラクトを左手に、追い打ちを仕掛けるため再び距離を詰めていく。
『アトラクト、アクティベート』
カードが使用され、体から赤い電撃が迸っている。
「カオリ様、我々も作業を続けましょう」
「そ……そうだった」
言われて手を動かした。見よう見まねで回収機を操作すると、同じようにムーゾンの欠片が形成される。
それをかき集めては、ハルが別に用意したカプセルに注いでいく。
「ヴァウッ!!」
「うわっ!」
ケル犬がすぐ近くまで吹っ飛んできた。ただこちらを襲った訳ではないようで、ねじれながら着地すると対面の月野さんに直線的な反撃を試みた。
あれなら私でも見切れる。
それは月野さんも同じで、塊を軽く放るとロッドで振り砕いた。
その間でもケル犬は突進を辞めない。
「だから野蛮だと言うんだ!」
横に躱して、ロッドを高速で
最後に一振りすると、その勢いで一気に引き伸ばされて、鎌の刃へと変貌した。
「変幻自在だ……」
「そう……。これがヴァリアブルロッド! その一つ、鎌
私達には背中を見せて高らかに。
「ガル……」
しかしケル犬にも対抗手段は残されているらしい。
左右の首が眠りに就き、爛れ落ちると一旦はただの液体になったが、背中に吸い取られながら凝固しした。
それは翼のようで、小さな刃だった。
「ふ。そうきたか……」
それでも月野さんは怖気づかない。リーチの有利性だけじゃなく経験の差もものを言うのだろう。
回収機を操作しながらでもその雄姿はよく伝わった。
空いた手にカードが二枚携えられているのだ。
「だが付け焼刃に過ぎない事をわかれ。その情報をその身に刻むがいい」
腰を落として武器を構える。
ケル犬も二枚刃を突き立てて再度の突進。
足も攻撃も速い。しかし鎌の柄が二撃とも防いでいた。
駄目押しの一手が続け様に繰り出される。口を二百度以上開き、武器ごと噛み砕かんと体を押し込んだ。
だが、しかしだ。
『エスケープ』
防御に使った腕は一本だけだった。
敵の後ろに回った月野さんは鎌をその胴体に当てた。
「透明化するまでもなかったな」
『フィニッシュアーツ! ヒッサツスタンバイ!』
「ア……ガ…………」
目を潰すほどの閃光が走ったと思うと、鎌は光よりも速く振り抜かれた。
『デストラクション!』
その一撃で、ケル犬は完全に沈黙した。
「エクセレント……」
刃を霧散させながら、月野さんはしたり顔を決めた。
電子音声がではなく、自分で言ってしまうのか……というのは野暮な突っ込みか。
ロッドを華麗にクルクルと回して脇を締め、私達に――ではなく、ハルに振り返った。
「こいつのデータを回収しておけ」
「かしこまりました」
ハルは進行中の作業を私に任せて、新たな回収機をケル犬の残骸に突き刺した。
ムーゾンの回収と同じ操作を行うと、青ではなく赤に光った。色的にそれが危険性を孕んでいるいるかはわからないけど、性質はどこか異なったものに感じた。
「……さて、敵の排除は完了。回収の方は――」
月野さんはハルを一瞥して、私の手元に目をやった。
たった一個の回収機でカプセル二十個分も集める事ができていた。
戦闘自体は一分かかったくらいだけど、回収作業はかなり進んだ方だ。途中でハルに教えられた普段のノルマは五個程度らしい。
じゃあ何故今回は多めに回収したのかと質問すると『ゆくゆくは新たな協力者や、ドライバーのアップデートに充てられる』と答えてもらえた。
そして敵のデータも入手できるとなれば、既存戦力の強化も可能という事だった。
「完璧だな。戦闘記録を確認したが、新たなカードの作製もできそうだ。それに回収機も一つ、カオリ君に貸しても良さそうだな」
「!」
「意外かね」
「いやそんな事は……」
たったこれだけで、とは思うけど。
「普通は関わる事を拒むところなのに、君はここまで来てくれた。これはもう単純な理由ではない。君には
数秒間を置いた。
「壁の中に入りたいというのなら後押ししよう」
「…………!」
そこまで心を読まれていた……?
いや一言も話してないし、この人の技術をもってしても読心術なんて不可能だと思う。
「私が断ったらすぐに見逃してました?」
「もちろんだとも。しかし悪い癖だ。少し揺さぶってみたら、乗ってきたのが君だった。嬉しい誤算というやつだね」
「はぁ」
何でもお見通しのようだ。どうやって私の思惑に辿り着いたのかはあえて訊かないけど、そこまで理解してくれているのなら利用したい。
いや。協力してもらいたいし、その為にも協力したい。
また一歩、壁に近付けたような気がする。
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