第111話夏休み最終日

「渚!」


「何?」


「宿題うつさせて下さい。」


「無理!」


「何で?バイト代全部あげるから。」


「いらなーい。お金は持ってる。」


しまった。渚は女優だった。


「デートしてくれたら良いよ。」


「それは無理だ。」


「何で?」


「お前と歩くと目立つ。」


渚はゆうのベッドの上で寝転がって漫画を読んでいる。


「じゃー徹夜で頑張って。もう夕方だし、明日新学期だよ。」


ゆうは、あきらめて宿題を始めた。


二時間後ー。


ゆうは、寝てしまった。


朝目覚めると宿題が全部やってあった。


渚がしてくれたのか‥渚は机の上で寝ていた。


ゆうは、ベッドで寝ていた。


デートしてやるかと思った。


渚は、思い切りオシャレして来た。


始業式が終わって最寄り駅で待ち合わせた。


さっきからずっとナンパされている。


ゆうは、渚の手を取って電車に乗った。


「ゆう君、男らしい!」


ゆうは、心外にもドキドキしていた。


映画館に行った。


ミニシアターなのでマニアックだったが二人とも号泣した。


渚は、嬉しそうに喫茶店で映画の話をしていた。


それを、見てゆうは、笑顔になった。


幼馴染みも良いものだなとゆうは、思った。


次の日、あの海で出会った美少女がゆうのクラスに転校して来たのだ。


「あ!」


「げ!」


と美少女とゆうは叫んだ。


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