第90話立石牧場

ゆうと渚は、電車を乗り継いで立石牧場に来た。


幼い時に親に良く連れて来てもらった事をゆうは、思い出していた。


全然、昔から変わっていなかった。


渚に手を引かれて売店でカレーライスとソフトクリームを買った。


ゆうは、カレーライスには少しうるさいが一口食べて黙ってしまった。


「美味しい?」


渚が聞くと、ゆうは、カレーライスをもう一度買って来てガツガツ食べた。


当然だが、ゆうは、二週間の自宅謹慎を学校に言い渡された。


ゆうは、久しぶりに小さな幸せを感じた。


謹慎中、みんなが来てくれて舞は健にしつこく迫るわ、誠は、イケメン彼氏を連れて来るわと賑やかだった。


渚と美里だけ二人で深刻そうな顔をして話していた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る