第67話小さな恋

ゆうが、ラブレターに気が付くとよし!っと思った女の子が一人いた。


ゆうは、無造作にそこで手紙を読んだ。


紙を一枚落とした事にゆうは気が付いてない。


そのまま、ゆうは行ってしまった。


女の子は、急いで落ちた紙を取りに行った。


え?わたしの名前、写真が書いてあり貼っている紙を落として行っちゃった。


困ったな‥‥。


今から追いかけていく勇気ないし、でも自分の存在知って欲しいし。


でも、木村君の抜けてるところも好きだなと思っている自分がいた。


ため息をついた。


その一方、ゆうは、ラブレターの好きが頭の中で回転していた。


俺みたいな怠け者を好きになる女の子はまずいない。


もしかして男?


でもな~。


ゆうは、モテ期が来たぐらいにしか思っていない。


女の子は、ゆうが体育館の隅で手紙を見ているのに気が付いて勇気を出して声をかけた。


「ん?何?」


「その手紙、わたしが出しました。」


京極チイが、言った。


「おぉ~ありがとう。てか、俺、君の事初めて見たんだけど、学校来てる?」


チイは、深呼吸をして


「わたし病気で良く入院してるんです。」


と言った。


「不治の病?」


「いえ、もう治ったので学校に来てます。同じクラスなんだけど‥‥。」


「あ~俺、ぼっちだからさ。」


何となく気まずい空気が流れた。


うーん、不味いな、思ってたより可愛い女の子だな‥。


わたしを知らないのか、不味いな。ストーカーだよ、これじゃあ。


「あの、良かったら一緒に帰らない?」


「はい!」


チイは、即答した。




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