第68話告白

ゆうとチイは、駅前のファミレスに入った。


「でさ、好きってどういう意味?」


「好きは、恋愛寄りの好きです。」


チイは、はっきり答えた。


「そっか‥困ったな。」


「困りますよね‥。」


「まぁ、良いや、友達からって事で。」


「え?付き合ってくれるんですか?」


まぁ、渚に紹介するか。


紹介しないとあとが怖いからな。


「うん‥でも会って欲しい人がいる。」


「はい!会います!」


ファミレスを出てゆうの自宅まで歩いた。


「俺と付き合いたいなんて変わり者だね。」


「そうですかね。」


ゆうの家に着いて部屋の扉を開けた。


渚が、ゆうのベッドで熟睡していた。


「あれ?」


チイは、ビックリしている。


「渚!起きろよ!」


「何か?」


「俺と付き合いたいって人を連れて来た。」


「ふーん、京極さんか、ゆう君選ぶなんて趣味悪いね。」


渚は、起き上がって床に座った。


「お前、寝惚けてるだろ?」


「ゆう君、京極さんを泣かしたらダメだよ!」


チイは、女優の渚を見てたじろいでいる。


「京極も座れよ。」


「は、はい。」


ゆうは、今日の出来事を渚に話した。


「ふーん、京極さん、ゆう君変人だけど中身は優しいから。あ、あと、わたしも彼氏出来たから今度紹介するね。」


「マジかよ?良かったな!モテない女が!」


チイには、渚は超絶美少女に見えるのだが‥。


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