第29話屋上
ゆうは、テストが終わり屋上で早弁して眠っていた。
「ゆう君!風邪引くよ!」
「うるせーよ!テスト終わったんだから風邪引いても良いだろ!」
「分かんないよ、赤点取ったら補習あるかもよ。」
意地悪を渚は言った。
「何だよ、授業サボって日向ぼっこかよ?」
誠が、屋上に上がって来た。
「誠は、テストどうだった?」
「微妙だな。」
と誠は渚に言った。
舞も上がって来た。
「舞、お前の家のトイレは特注か?」
上半身を起こしてゆうは、舞に聞いた。
「たぶん、そうだと思うけど。何で?」
「俺は、あのトイレに惚れた!」
3人ともゆうが何を言ってるのか分からなかった。
「舞は、テストどうだった?」
「うーん、夏休み中にもっと勉強しておけば良かったと後悔してる。」
渚は舞の自信なさげな顔を見つめていた。
「また、うちに遊びに来てよ。」
舞は、3人に言った。
「俺は、極道になる気はないぞ。」
ゆうは、寝そべりながら言った。
舞は、複雑な顔をした。
「ゆう君!舞に失礼でしょう!」
「そうだぞ!ゆう。」
渚と誠は、ゆうに言った。
舞は、うつむいて校舎の中に走って行ってしまった。
「良いんだよ、これで。」
とゆうは、静かに言った。
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