第30話学園祭
「て、手をあげる者はいないと‥。」
担任教師の桑原勇気は残念そうに言った。
ゆうのクラスは学園祭で何もしない事に決定した。
しかし、渚と舞は、はミスコンテスト。誠は腕相撲大会と忙しそうだ。
ゆうは、何も予定がない。
仕方ないので卓球部の部室で漫画を読む事にした。
扉を開けると部員達が麻雀をしていた。
好きだね麻雀が‥。
ゆうは、奥にある寝袋に入って漫画を読み始めた。
「木村君のクラスも出し物ないの?」
と麻雀しながら聞いてくる輩がいた。
「ないからここにいるんだろ。」
「じゃあ、後で一緒にお化け屋敷行かない?」
「何で男ってお前女か?」
髪の毛はショートヘアーでボーイッシュな女が
「そうだよ。僕は女さ。」
と答えた。
「名前は?」
「天王寺美里。君は幽霊部員の木村ゆう君だね。」
麻雀は、美里の勝ちで終わった。
ゆうは、美里に起こされて部室を出た。
「お前、馴れ馴れしいな。手を繋ぐなよ!」
「良いじゃん、彼女いないんでしょ?」
美里は、良く見るとスタイルが良く肌は褐色色だった。
「まぁ、いないけど‥。」
美里に、グイグイ引っ張られてお化け屋敷のやっている教室まで来た。
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