第7話トイレ

「ゆう君‥‥ゆう君‥。」


「授業中に何だよ?」


渚は、青ざめた顔でトイレ、トイレと言って来た。


仕方ない‥。


「先生!」


とゆうは、手を上げた。


「何だ?」


「神谷さんが体調悪いみたいなんで保健室に連れて行っても良いですか?」


「良いぞ。」


ゆうは、渚を連れて保健室ではなくトイレに行った。


渚は、青白い顔でゆうにありがとうと言った。


「良いから早く行けよ。」


トイレに入って渚はすぐに晴れやかな顔で出て来た。


「ゆう君‥ゆう君!ありがとう!」


「良いから授業戻るぞ。」


授業に、戻ったゆうと渚。


ん?おかしい?


腹がしくしくする。


ゆうは、我慢したがどうやら奴が出たがってるみたいだと確信した。


「渚、渚!腹が痛い。」


「トイレ?」


「あぁ‥‥。」


「分かった。」


渚が、天使に見えた。


「先生!木村君がトイレに行きたいそうです。」


渚が、悪魔に見えた。


「大きい方か?小さい方か?」


先生、それを聞くあんたもおかしいぞ!


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