第7話

食べさせられる無理矢理の、気持ちを噛み砕く。


気持ちを噛み砕く度に、私は私自身に嘘をつく。


好きと興味があるのは違う。

気持ちを噛み砕く度に、重荷を背をわせられる気持ちになって行く。


好きじゃない。その言葉さえ、噛み砕かれていく。


好きじゃない訳じゃない。

愛している間では言えない。只、関わりたかった。


 気持ちを噛み砕く度に、重荷に潰されるのじゃないかと思う。


本当の私の気持ちが噛み砕かれていく。


好き、嫌い。

嫌いなんて久しぶりに使う言葉。好きな人も居なかった4年前、興味深い人は達へ駆け寄る。仲良くなるなり方さえ分からず、仲良くなれなかったならば、さっぱりする。


 仲良くなれても、別れが有る。さっぱりしても、また興味が湧いてくる。


また、会えたならば。

キスしたいんじゃない。セックスしたいんじゃない。


噛み砕かれた気持ちは、白黒も無い。ただ、混同していく思考回路。


 噛み砕く度に、気持ちが濁る。好きでも、好きじゃない。

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