第6話

彼の言葉を聞きたい。

 


 彼の姿を見ていたかっただけなのかもしれない。

彼の姿は華奢で、柔らかい物腰で揺れる様な目をしている。真珠のネックレスをしている訳じゃないのに、何か光るものが彼にある気が私にはしてならなくて見ていると、

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