第4話賞味期限切れの彼の言葉。

 ケラっとした表情で、笑っていた。気にすることないよ


その人が選んだ答えなだけで、君が悩むことは一切ないんだ。


自分のことだけ考えていればいいんだ。考えて解決できるならば、なやみなんてないと思うけど。


 気にするようならば、新しい思い出を作ればいい。

自分次第だよ。


彼の言葉は純粋で私の幸せも全てを包むように話してくれていた


いつかの彼の言葉は、賞味期限切れの言葉で全てに流された。そうすれば、いいと思っていた。


 流れるとは、一体なんだろう。流されたなんて誰も言わない。誰にも誰のものでも無い。


彼の言葉は、賞味期限切れの言葉。怖いってなんだろう。


私に言う言葉と、他人に言う言葉の違い。彼の言葉は、賞味期限切れ。


 賞味期限切れと言えば、忘れたい訳じゃないのだ。

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