第48話 私の独自研究の重力理論にとってのエントロピーへの応援コメント
おひさしぶりです。九頭龍一鬼です。
へげぞぞ様によるエントロピーの説明や独自の重力理論について、大変、面白く読ませていただきました。
というのも、愚生も最近、アマチュアSF作家として、作品内でエントロピーについて言及しなければならないことが増えてきて、あらためて、エントロピーについて、まったく理解していなかったことがわかってきたのです。そこで、へげぞぞ様による、エントロピーについての今回の概略は、非常に参考になりました。やはり、愚生の理解が間違っていたことがわかり、勉強になりました。
カルロ・ロヴェッリの『時間は存在しない』によると『時間の経過とは、エントロピーの増加にすぎない』のであり『なにかがうごくとエントロピーが増加する。とまっているようにみえるものも、分子レベルでは高速に振動している。なにも動いていない部屋でも、われわれの脳が活動していると、エントロピーが増加する』のであって『なぜ過去の痕跡――化石や歴史など――はあるのに、未来の痕跡がないかといえば、『エントロピーが増加しつづけているから』である』ということになるようです。
愚生としては『死後の世界について理解すること』を、もっとも科学に期待しているので『つまり、われわれの脳自体が、エントロピーを増加させることで精神を生んでいるので、われわれの『精神』は、熱力学第二法則によって、『過去から未来へとすすんでいるように』錯覚される』と独自に理解して、これを『死後の世界やわれわれの魂について』の考察に援用できないかとおもっています。
また、へげぞぞ様の『二十六年間かけて自分で考えてたどりついた独自の重力理論』というのも、非常に興味があります。『私の独自研究の重力理論は、簡単に説明すると次のようなものである。それは、光と光と光があった時、そのうちひとつの光の軌道が複雑さを増すと、残り二つの光に対して見かけ上の重力が発生するというものだ』とのことですが、これはおそらく、相対性理論による時空連続体仮説をもとにした、独自の重力理論だと憶測いたします。
元来の理論では、おそらく『時間と空間は連続体なので、空間がゆがむと時間もゆがみ、光の軌道ですらまがってしまう』というような理解だったのだとおもいますが、へげぞぞ様の場合は、『光のほうがさきに屈折していて、それが空間のゆがみ(重力の発生)として観測される』のではないか、というように、愚生は読解してみましたが、間違っていたら、すみません。
おなじく、カルロ・ロヴェッリの『時間は存在しない』によると『時空とはそのものが『重力場』である。厳密には、『重力場のつみかさなったものが時空である』』というように説明されており、愚生は喫驚いたしました。
『重力場とは万有引力の作用する場』のことなので、時空が重力場であることはあたりまえともいえますが『時間は存在しない』において、重力場の理論が、エントロピーの増加といかなる関連があるのかはよくわかりません。
エネルギー保存の法則、つまり熱力学第一法則については、ネット上でしらべたかぎりでは『経験則にすぎず、量子力学などでは否定する立場もある』とのことなので、へげぞぞ様の疑問も妥当だとおもわれます。
愚生はアマチュアSF作家として、へげぞぞ様の大変な後輩にあたりますので、今後も、先輩であるへげぞぞ様から、基礎や応用をふくめ、さまざまな科学理論の解説をしていただけると、SF小説の執筆にも役立つはずで、勝手ながら期待しております。
また、前述の『独自の重力理論』など、へげぞぞ様オリジナルの考察も、もっと披露してくださると、うれしいです。
無理なおねがいをするようですみません。
では、今後ともよろしくおねがいいたします。
作者からの返信
お久しぶりです。いいねの応援、大変励みになっています。
私の重力理論は、大学生の時に特殊相対性理論の一般向けの本を読んだところから始まります。その本を読んで二週間、没頭して、この理論が意味していることは何かを考えて、駅の出入口を歩いている時にひらめいたことを今でも覚えています。
その時のひらめきを自分で理解するのに二十六年間かかりました。
そういう意味では、私の独自研究の重力理論が相対性理論をもとにしているのは合っています。
しかし、私は時空の歪みについての本格的な本は読んだことがなく、時空の歪みを物理学としてはまったく理解していません。
ようやく、去年に高校物理を独学して、少しは物理学の常識とされることば使いを意識するようになれました。
やはり、私が高校物理を独学するまで、物理学を知っている人が見れば、おれの物理についての言及はまったくおかしなものだったのでしょう。
そういうわけで、私はまだ、時空の歪みの計算などを学習していないため、時空の歪みについての言及がまったくうまくできません。いつか、大学水準の物理学を学習して、時空の歪みが私の重力理論でどうなるのか説明できるようになりたいです。
その前に、やらなければならないことがたくさんありすぎて、とてもすぐには大学水準の物理学の学習はできません。例えば、高校化学をちゃんと学習しなければならないのですが、いつ終わるのかもわかりません。高校化学より優先すべきこともあり、まったく先の見通しはできません。
もし、私の独自研究の重力理論が進んだら、その時は御笑覧くださればありがたいです。
応援コメントありがとうございました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
第8話 地球で待つ人への応援コメント
地球で待つ人、読ませていただきました。
地球で誰かが待っているということは寧ろこの世代の人類が目指すゴールなのではないかと思いました。そしてその"星"で進化するとまた"地球で待つ人"を探す旅人となる…
私たちが今住んでいる"地球"が何番目かはわかりませんけどね笑
とても興味深かったです!これからも頑張ってください!
楽しみにしています。
作者からの返信
ありがとございます。これからも、ひとつでも多くの独創性のある空想科学を書けるようにがんばりたいです。
第59話 爆発の外へへの応援コメント
こんにちは。九頭龍一鬼です。
木島別弥さんの「爆発の外へ」を拝読いたしました。
実は、愚生は発表直後に読んでいたのですが、コメントが遅くなって申し訳ございません。
今回、コメントさせていただいたのは、愚生の感性からいって、木島別弥さんの掌編のなかでも、「爆発の外へ」が、ずばぬけた傑作かとおもわれたからです。
兵器としての宇宙という発想も奇抜ですが、論理上の帰結として、その被メタ宇宙のなかにも知的生命体が存在するわけで、『探検隊』が被メタ宇宙からメタ宇宙すなわちこの宇宙へと脱出し、本来の人類と接触する。
このような壮大かつ思弁的なるSFは、稀有かとおもわれますし、あまりハードSFになりすぎずに、掌編にまとめられているので、どこか、ボルヘスの思弁小説を髣髴させる面白さがありました。
正直、おなじ書き手として、このような素晴らしいアイデアを先取されて、悔しい思いと、木島別弥さんへの敬意を感じます。
愚生たちに、斯様なる素晴らしい作品をお届けくださって、まことにありがとうございます。
『超短編小説集第六期』のほうも、期待しております。
木島別弥さんのご健筆を祈っています。
では、今後ともよろしくおねがいします。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
やはり、読者の感想がないと、おれ自身にはどれが面白く書けたのか自信がもてません。このようなコメントをいただき、感謝の思いでいっぱいです。
自分では、「爆発の外へ」は、読みづらくわかりづらい難解な作品になっているのではないかと不安でした。今回、このようなコメントをいただき、自分の作品を咀嚼するのに大きく助かります。
いいねだけでなく、コメントまでいただき、本当に創作の励みになります。
今後ともよろしくお願いします。